2010年05月

続けてメッキのこと


当社でもメッキはやっています、ロジュウムはずいぶんと以前からやってましたが
金メッキ・シルバーメッキ・パラジュウムメッキの3種類を始めました
以前これらのメッキをかけるには、青酸系の溶剤が必要でしたが近年の技術革新で
ノンシアン系の溶液が発売されたので、導入しました。
15年ぐらい前にもノンシアン系の金メッキ液が発売されました、買ってかけてみて
びっくり、指でこするととれてしまう、こんなのではお客さんには使えないと断念。
今回は事前にテストもしていい感じで、メッキがかかるのを確認しました
しかし そこにいたるのでは色々と大変でした。 化学の分野になるので
また別の知識を勉強することになりました。
メッキをかける商品は汚れとか油分などが付着していると、きれいにはかかりません
パッと見はきれいでも、目に見えない汚れを取り除くのが大変です
超音波洗浄機・蒸気洗浄機・電解脱脂などなどを使い、汚れを完全に除去します
これが出来たら、メッキは8割がた完成したようなものです
なにしろ電気は目に見えないので、試行錯誤と勉強の繰り返しですが
完璧なメッキを目指しています。
外注メッキを使っても良いのですが、お客さんからお預かりした大切な商品を出来るだけ
社外に出さないで仕上げたいと思ったのが動機です。
当社もお客さんによって技術を高めて行っているのも事実です。

(2010.5.12[Wed])


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