金属アレルギーでお困りでは、普段身につけているジュエリーや日用品に使われている金属が、汗や体液でわずかですが溶けて、体内にイオン化した金属が入り、次に、同じ金属が接触すると拒絶反応を起こし、皮膚がかぶれる状態を言います。 一番起こりやすいのは、ピアスを初めてつけるときです。指輪は厚い表皮で体内に入りにくいのですが、ピアスは皮膚を貫いて皮下組織に金属が直接触れるので、拒絶反応を起こしやすいのです。 金属アレルギーは誰でもかかるというわけではありません。 まず金属が、汗や体液で溶け出しやすい金属かどうか。 着けている人がどれくらいの頻度でその金属に触れるか。最初の接触でアレルギーがでる場合もありますが、何十年にもわたって繰り返しているうちに起こることもあります。 その金属に触れる条件。汗を多量にかく夏は冬よりも起こりやすいと言えます。また、その人の体質、汗をかきやすいとか、角質層の厚いとか薄いとかによっても違います。 これらが複雑に組み合わさって、アレルギーが引き起こされます。全く引き起こさない人もいるのです。 アレルギーを引き起こしやすい金属→亜鉛、マンガン、銅、銀、プラチナ、金、チタン 引き起こしにくい金属→ ニッケル、コバルト、クロム 金は溶けにくい金属です。指輪やネックレスのように、普通に皮膚に接触するくらいではアレルギーは起こりにくいのです。 ピアスは皮膚に穴を開け、金と皮下組織が直接接触し、体液にさらされる条件が揃っています。 金属アレルギーを最小限にするため。 @アレルギーを疑われる人は身につけない。(医者でバッジテストをしてみる) Aピアスを不衛生な環境で使用しない。 清潔と消毒を間違えて、消毒しすぎによるかぶれなどの炎症もあり、さらに悪化させる場合もある。 Bピアス素材の選択にも気をつける 金、銀、プラチナもアレルギーを引き起こさない金属ですが、チタンが一番安全と言われています。 ピアスポストの長さも重要で、耳たぶの厚い人が短いポストのピアスを使うと常に圧迫されてアレルギーを引き起こす原因を作ります。
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