ハードワックスには、青、紫、緑の三種類の色がありそれぞれの色によって特徴がちがいます。
色 固さ 特徴 青 やわらかい 細かいデザインや細い線向き 紫 普通 青、緑の中間 最も扱いやすい 緑 固い 広い面などのあるデザインに適している
ハードワックスにもいろいろな形があり基本的にはブロックワックスという塊からどんな形でもできるのですが、リング用のチューブワックスやブレス用のワックス、ワイヤーワックスなどもあるのでこれらを用途によって使い分けることで作業工程を大幅に短縮することができます。また、デザインによって他の色どうしを組み合わせることによって(細い所には青、面の広い部分には緑など)、より完成度の高い物に仕上がります。
ワックスの最大の利点はコストの安さと加工のしやすさにあります。ワックスは簡単に削れるので専用の道具などを買いそろえる必要がなく、自分の気に入った物だけを鋳造(キャスト)して地金にすればいいので余計な費用がかかりません。 趣味で作っている人もいるぐらいなのでこの業界をめざしている人の第一歩にはいいかもしれませんね。
最近ではパソコンでプログラミングをして機械で形を作ることも多いですが、手作りには同じ物を作っても職人一人ひとりによってその人のこだわりや味などがあるので、温かみのある作品が生まれると思います。 機械だけが進化してもいいものは生まれません、機械と職人がともに成長していくことでこれからのジュエリー業界も発展していくのではないでしょうか。
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