2010年09月

色々なジュエリー

ジュエリーショップなど見に行くとプラチナ、ゴールドジュエリーなんかと一緒にチタン、ステンレスなどシルバーやゴールドの地金とコンビにしたリングやペンダントを見かけるようになりました。
ほかにはエナメル加工のされているジュエリーなんかもよく見かけます。

シルバー、プラチナと言ったら銀色。ゴールドでしたらイエローやピンク色をイメージしますよね。
イメージのきまっているジュエリーにカラーストーンを使ったり、チタンやステン、エナメルを取り入れることでカラフルにみせるジュエリーを多く見るようになったなとおもいました。
無色透明なダイヤモンドもピンク、グリーンなどのカラーダイヤの人気が増えてきました。
色身の違いを利用してグラデーションになるように石が留めてあるエタニティーリングなんかもあるんですよ。
技術の発展もあってかより鮮明な色になってきていると思います。 
ピンク色と言ってもさまざまなピンクがあるように、色の出し方や加工方法は各々の工房によって違いがあります。エナメルにはガラス質の粉を溶かして焼き付ける物もあればドライヤーなどのちょっとした熱で簡単に地金にくっつくエナメルもあります。
地金も割り金の分量によって色身が変わってきます。
ゴールドの割り金は銀と銅です。銀が多ければイエローに、銅が多ければピンク(赤)色なります。割り金の違いが色の違いになるわけです。
違うブランドの物を並べてみる色の違いに気付くと思います。若干の違いに気付く人間の目って凄いなと感心してしまいますよね。
色んなカラーのジュエリーが増えれば身につける人も見るだけの人にも楽しみも増え少しはジュエリーも親しみやすくなるのではないいでしょうか?

(2010.9.24[Fri])

以外に身近に使われている宝石

占い師さんが使っているあの丸い玉・・・そう!「水晶」です。実は水晶には科学的に、不思議な特徴があります。

1  結晶を押したりして、外から圧力かけると表面にプラス   とマイナスの電気が発生します。
2  水晶に電圧をかけると振動します。

1880年頃、鉱物の結晶に電気を通すと振動する事が発見されました。色々な鉱物を試した所、一番正確かつ、安定した振動を起こすのは水晶でした。振動する水晶の特徴を生かして作られたのが「水晶振動子」です。この水晶振動子は製造の段階で水晶の切り方や温度が変わると一秒間の振動数も変わってきてしまうので、安定した振動子を作ることはとても難しいそうです。

この水晶振動子が使われている物・・
まず、「時計」です。時計は大きく分けて、機械式とクオーツ式の2種類に分けられます。
機械式は、巻き上げたゼンマイが元に戻る力を動力源として複雑に組み込まれた歯車を動かす事で時を刻みます。
クオーツ式は電池式で水晶振動子が正確に時を刻みます。クオーツ時計は機械式よりも正確で故障が少ないメリットがあります。{機械式だと1日に10〜20秒生じていた誤差を
水晶を使ったクオーツ時計は、約0.5秒に縮めました。}

また、デジタルカメラ、テレビ、ビデオ、CD、DVDなど大量な情報を素早く処理しなければならない物には、必ず組み込まれています。

現代人の必需品となった携帯電話にも使われています。電波の発信に「水晶発振器」、受信・送信には、「水晶フィルタ」が使われています。
ワンセグ放送を受信できる携帯電話には、電圧をコントロールできる水晶発振器が活用されています。また、水晶フィルタは携帯電話の内部や外部にたくさん飛び交う電波の中から必要なものだけを通すという大切な役割をもっています。

装飾品としてだけでなく、私たちの生活に役立っているなんてすごい石ですね!

(2010.9.14[Tue])

量産型

職人が時間をかけて、技術を駆使して作り上げたジュエリーを「逸品物」とか「手造り」などと呼びます。
熟練した職人の造る商品はまさしく「逸品」です。細かいところまで気を遣って造り上げられている物などは、長い時間見ていても飽きさせません。ただ、良いものは高い場合がほとんどです(高いものが良いものとは限りませんが・・・)。製作にかかる時間や難易度によって、どうしても価格は上がってしまいます。ですが、世界にたった一つ、同じものはない、とゆうのは物的価値や所有意義を高めてくれますし、そういった点で言えば価格相応といえます。

それに対して、デパートや路面店などで一般的に売られているものは「量産品」が多いですね。
ジュエリーに限った話ではありませんが、同じ形のものを大量に生産することでコストを下げ、リーズナブルに販売することができます。ジュエリーで言うと、こちらも人間の手が全く入っていないことは無いのですが、ひとつの商品に時間をかけてしまうのは本末転倒ですから、仕上がりは先の逸品物にはかないません。最近では「ファストジュエリー」なんて言葉が生まれるほどに、低価格な商品が出てきています。こちらも、多くは値段なりの出来でしょう。

安かろう悪かろうでは困りますが、高価な指輪をいくつも買うのは大変です。修理に関しても同じことが言えますが、値段に対しての価値やパフォーマンスのバランスが大切ですね。安くて良いものを提供するのは大変なのですが、それも職人技、ですかね。

(2010.9.7[Tue])


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