2011年01月

ピアス・イヤリング



比較的安価で楽しめるピアス・イヤリング。たくさん持っているという方も多いと思います。
一般的に耳たぶに穴を開けて使うものを”ピアス”、挟み込んで留めておくものを”イヤリング”と呼びます。ですが、正確には”ピアス”は”ピアスイヤリング”というイヤリングのひとつで、”イヤリング”は耳に着けるジュエリー全般を指す言葉です。さらにややこしいですが、イヤリングの歴史はピアスから始まります。紀元前数千年も前から存在していたピアスに対してイヤリングは400年ほど。
近代はしばらくイヤリングの時代でしたが、今はピアスのほうが人気がありますね。挟み込むための金具が必要ないピアスは、デザインに無駄がなく、より軽く作れますから。重量のあるものはどうしても耳が伸びてしまって見栄えが変わってしまいます。今あるイヤリングをピアスに作り変える事も多いですね。形も様々で”〜タイプ”なんて呼び方がたくさんあります。その上、耳のどの位置に使用するかでまた”〜ピアス”と呼び方が変わったりします。
ピアスホールをあけるのに向いていない体質の方や、宗教的、道徳的に抵抗のある方、金属アレルギーなどの理由でイヤリングを好まれる方もいらっしゃいます。イヤリングは耳に当たる金具の種類があるので、自分にあったものを見つけられると痛みや違和感を軽減できるはずです。

毎日のファッションやヘアスタイルに合わせて気軽に選べるジュエリーですから、お気に入りをたくさん作られてはいかがでしょうか。

(2011.1.31[Mon])

リングの呼び名

リングはつける指によって呼び名が違います。

小指(ピンキーリング)・・・小指は一番外側にある指なので、対面者から見て一番目立つ               
位置にあり女性らしさを表現します。小指は外側にある指なのでよく物にあたり、そのためピンキーリングでは立爪のようなタイプはあまりなく、また気がつかないうちによく落としてしまうのでその点では幅のあるリングの方が安全です。

人差し指(インデックスリング)・・・デザイン的には親指との間隔があるので大ぶりなものが可能で、上面だけでなくサイドのデザインを見せることができるリングです。男性が大きめのリングをよくつけているのを見かけます。

中指・・・ピンキーリングやインデックスリングのような呼び名はなく、つける指の名前で呼ばれます。指の中で一番長くセンターにあるためボリュームのあるデザインをつけこなすことができます。

薬指(ブライダルリング)・・・薬指は「創造」を象徴する指とされ、とくに左手の薬指は古代エジプトより愛の血管が心臓までつながっているということで男女の証しの指とされ、昔からこの指にリングをはめるのはそのためです。


リング個々にもそれぞれの呼び名があり、エンゲージリング、ウエディングバンドリング、マリッジリング、これらはすべて結婚に関するリングの名称です。今はいろいろな種類の石が使われたリングが存在しますが、やはり結婚指輪の9割以上がダイヤモンドという、さすがの人気ですね。
その他には、結婚記念日や子供が生まれた記念に夫から妻へ贈られる「エタニティーリング」、子供が生まれた記念に父母から子供へ健康に育つよう願いを込めて贈られる「ベビーリング」などがあります。
最近はペットなどに飼い主からIDがわりとして贈られる物もあります(笑)これも時代性なのか裕福な世の中になりましたね。
 

(2011.1.25[Tue])

指輪の汚れ

宝飾品の中でも群を抜いて人気のあるダイヤモンドのジュエリー。
ネックレスとして使っても、リングとして使っても、その透明感や輝きはすばらしく、ダイヤモンド特有のその光沢は金剛光沢という風に表現されます。
身に着けて出かけると非常に気持ちのいいものですが、気に入って長く使っていると・・・あれれ?
なんだか以前より輝きがなくなってしまったような・・・。
そんな風に感じたことはありませんか?
こういった時に意外に多い原因となっているのが、「皮脂」による汚れです。
石の穴の裏側に付着して、光の透過や反射を妨げるので、なんだか石自体の輝きが失われてしまったように感じるわけです。
こういったジュエリーのクリーニングも私達の仕事の一部なわけですが、初期の段階であれば、比較的簡単取り除ける汚れも、ひどくなってしまうとこれが結構大変!!
何段階かの工程を組んで悪戦苦闘しながら、クリーニングに挑むことになります。
そしてその作業がすべて終了すると、元の光沢が戻るわけですが、その買った当時を思い出させる輝きはやはり絶品、ちょっと驚くものがあります。
機会をみてぜひお試しを。

(2011.1.13[Thu])

酸素バーナー

私たちの仕事でかなり頻繁に使われるのが、バーナーです。
日常生活ではあまり馴染みがありませんよね?
ガスに空気や酸素をまぜて、高温の炎をつくりだす器具ですが、指輪のサイズ直しやチェーンの切れ
修理をするのに、非常に重宝します。
私たちは酸素バーナーという、ガスと酸素を混合して高温を得られるバーナーを主に使っています。
酸素を混ぜる為、非常に高い温度が得られ貴金属自体を溶かすことも可能です。
また別のタイプには、ガスと空気を混ぜて使うタイプもあり、酸素のタイプに比べると得られる温度は
やや低くなりますが、こちらの方も多くの方が使っています。
このように非常に重宝するガスバーナーですが、これを使うと必ずしてしまうのが、やけど。
やはり、便利なだけのものというのは、なかなかないもんですよね。

(2011.1.4[Tue])


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