宝飾品は、デザインや作り手によって様々な仕上げが施されています。 同じデザインの商品であっても、表面の仕上げひとつでまったく違った印象のアクセサリーになります。表面仕上げの方法も、叩いたり、擦ったりする物理的な方法から、化学的に表面を着色する方法など様々な方法があります。今回はいくつかご紹介します。 鏡面仕上げ 研磨することによって、曇りのないピカピカな表面に仕上げる方法です。 使っているうちに摩擦などにより小キズがついて白っぽく曇っていきますが、丁寧に磨 きなおせば元の輝きを取り戻します。最も多い仕上げ方法のひとつです。
ヘアライン、梨地仕上げ 梨地とは、金属の表面に圧縮空気で砂や金属球をあてて荒らす方法で、ヘアラインとは 一定の方向に細かい線のテクスチャーを入れる仕上げのことです。 光り輝く光沢もいいですが、鈍く光る仕上げもひそかに人気があります。
槌目、ハンマー仕上げ 表面を打っていくつもの丸いくぼみのできるように見えるテクスチャーです。
パターン模様 花や葉の模様のタガネなどを使って決まったパターン模様を打つ方法です。 インディアンジュエリーの飾り模様などによく見られます。
いぶし仕上げ 銀にのみ見られる仕上げ方法です。銀は自然の状態でいても表面に硫化銀の皮膜が出来て黒くなってきます。いぶし仕上げとはこれと同じような仕組みを短時間で人工的につくることをいいます。 銀製品を専門で扱っているブランドなどでよく見られます。
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