2013年02月

サファイヤの加熱処理

スリランカで加熱処理が始まったのは宝石取引が始まった2000年前にさかのぼるとされています、文献に記載されているのは13世紀に入ってからです。
スリランカにおける伝統的なコランダムの加熱方法は吹管法と呼ばれるものです。
主にルビーの色調を改善したり、内在する青みを除去するために加熱されていました。
まずはルビーを1粒づつ練った石灰でくるんでボールをつくり炭火の中に入れます、

吹管で吹いて炎をあぶり1時間以上加熱します
焼けた石灰のボールを割ってルビーを取り出します、この吹管法では1000度までしか
温度が上がらないといわれています
1970年代に入るとタイのバンコクやチャンタブリでいわゆるギウダの加熱が行われるようになりました、
ギウダとはシンハラ語で『白っぽい』を意味する言葉で、色の淡いシルクインクルージョンの詰まった透明度の低いサファイヤのことです

スリランカの伝統的な吹管法では変化が見られませんでしたが、タイではオイル炉やガス炉を使用して1600-1900度まで加熱することでギウダの処理を成し遂げました。
このような高温下ではシルクインクルージョンが溶解し、チタン成分が結晶構造中に拡散して青色を発色します
また タイでは1980年代には青色に変化しないサファイヤを別の条件下で
黄色~橙色にする方法も開発されました。
1980年代の後半になるとスリランカにおいてもガス炉を使用したギウダの加熱が一般的になりました。

(2013.2.27[Wed])

合成石と人造石

最近のジュエリー業界でも、
いろいろな宝石が使われています、最近アメリカのフロリダの
宝石店で、合成ダイヤが商品として売られるようになりました

合成石とは、同種の天然石と殆どあるいは全く同一の化学特性、物質特性、内部構造を有する、
一部あるいは全体を人工的に生産した物質の事。
ダイヤモンド・ルビー・サファイア・エメラルド・
オパールなど)
合成石はやはり、それなりに高額な石ですからジュエリーなどに使われます。

人造石とは、天然には対応物が存在しないが、一定の化学特性、物理特性、内部構造を有し、人工的に生産した物質の事。
CZ=(キュービック・ジルコニアなど)の事を言います。
人造石は主にアクセサリーなどに使われます。

(2013.2.18[Mon])

新品仕上げ

我が社の仕事の中で中古品の磨き、仕上げ直しの仕事がります。色々なブランド品から
ノーブランド品の仕上げなおしです。数年作業しているとデザインや地金の流行にきがつきます。 時期によって同じデザインの指輪を何個も仕上げることもあります。地金も一時はプラチナの商品ばかりだったのに最近ではゴールドの商品が多くなってきています。
特に重量のある喜平のブレスレットやネックレスが増えた気がします。
少し前テレビのニュースなどの特集で金が高騰して売りに出ている人が増えている。という特集をよくやっていた気がします。質屋さんにタンスの肥やしになりかけているジュエリーを手に売りに出ている人、買い取りの為に銀行へ大金を下しに行く質屋さん。
普段商品を相手に作業している自分は普通の人より価値観がずれているせいか、現金が動いている状況を見て改めて扱っているモノの価値を実感できた気がしました。
比較的安いシルバーでも10年前と比べて3倍以上の価値になってきています。物の値段が上がるということは希少性や人気、流通量などに変化があるということ。それだけ地球の資源も減っているのだと思います。
ただ貯蓄するだけではなく質屋さんなどに売る、そして新しいモノを買うなどして商品を回すことも大事だなと思いました。
余談ですが、テレビで視たのですが質に売った形見のジュエリーが高く売れて「御爺ちゃんありがとー」と喜んでいた女性がいました。自身の為にはなったのでしょうがこのコメントは・・・なんとも言い難いですね。

(2013.2.8[Fri])

ゴム製品

最近良く見かけますが、丸い天然石のついたブレスレットがはやってますね。
暫く使っていると、中のゴムが切れてしまうようで、そのゴムを交換してくださいと依頼を受けてます。
いろんな石を使って色鮮やかに仕上がっていて、品物によっては、結び方にも工夫が凝らされていて魅力的です。

きっと昔からある結び方なのでしょうけれど、実際に見てみると知らない結び方ばかり。
意外にオリジナルの結び方を考えているんですかね?

割りに安く販売されていたりしますが、実際に作ってみたら、かなり手間隙がかかるもの。
手の込んだものなら、一個一個結び目を作って模様にしているので、何十センチという長さに仕上げるにはかなりの時間が必要と思われます。

さらに、最近はボタンを使ったものもあって、修理には針や糸が必要だったりと、一頃とはやはり商品のラインナップが確かに変わりつつあります。

この仕事といえば、糸鋸やヤスリのイメージでしたが、段々と針や糸をうまく使う方向へと変化していくのでしょうか?

やはりこの仕事は時代の流行に大きく影響をうけるんだなぁと、新たに実感する今日この頃です。

(2013.2.1[Fri])


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