2013年03月

黄銅 おうどう

銅と亜鉛の合金で特に亜鉛が20%以上のものを言います。
真鍮と呼ばれることが多いです。

最も一般的な黄銅は、銅65%、亜鉛35%のものである。銅と亜鉛の割合によって、呼び方が変わります。
亜鉛が5〜20%未満:丹銅{たんどう}赤みが強い。
亜鉛が30% :七三黄銅
亜鉛が40% :六四黄銅、黄金色に近い黄色。
亜鉛の割合が多くなるにつれて色が薄くなり赤みを帯びる、また亜鉛の割合が増すごとに硬度をましますが、同時に脆さも増すため、45%以上では実用に耐えません。

金に似た美しい黄色の光沢を放つ事から、金の代用品にもされジュエリーやアクセサリーにも多く使われています。また日本では仏具、金管楽器などや現在発行されている「5円硬貨」の素材もこの黄銅です。
ほったらかしにしていると、くすんで曇ってしまいます。磨き上げると輝き、使い込むと光沢が程よく落ちて渋みがでてくる変化のある面白い金属です。

(2013.3.29[Fri])

隕石について

最近のニュースでロシアに隕石が落下したという報道がされました。
地震と同じく天災のようなものなので未然に防ぐことは難しいですが、そのような可能性があるということは頭の片隅にでも置いておいた方がいいかもしれません。
さて、この隕石ですが鉱物フェアやオークションなどで結構な高値で取引されている物もあり、アクセサリーに使われることもよくあります。
数珠繋ぎをしたブレスレットなどはパワーストーン感覚でつけている人をよく見かけます。
ギベオン隕石という金属から成る鉄隕石が有名ですが、ただお高いです・・・
他にも細かい砂みたいなものが集まってできた石質隕石、鉄と石が混合してできた石鉄隕石、隕石ではないですが落下した衝撃と熱で岩石が溶けてできたテクタイト(天然ガラス)など等々があります。
このような隕石が商品として出回っているということは、我社に修理に来ないという保証はないのでこれからはそのような鉱物の知識も必要になってくる気がします。

(2013.3.22[Fri])

ダイヤモンドの河

「ボルネオ」という響きはどこかで耳にした事のある方も多いと思います。インドネシアの島の名前です。でもこれ英語の名前で、現地語では「カリマンタン」と言うのだそう。
「ダイヤモンドの河」という意味があります。 インドに次いでダイヤモンドの産出が確認されたこの島は、特にファンシーカラーダイヤモンドで知られ、アーガイル鉱山可動前に確認されたピンクやパープル ダイヤモンドの多くはこの島で採れた石です。

グリーンランド、ニューギニアに次いで世界で3番目に大きな島の名前が『ダイアモンドの河』を意味するなんて、この島でのダイヤモンド採掘の最盛期、いかに多くの人が採掘に従事していたのかを考えると楽しいですね(もっとも過酷な採掘作業を強いられた子供達の話もあり、こちらの話は無論楽しくなどありませんが)。

この島、インドネシア・マレーシア・ブルネイの3か国の領土で、世界で最も多くの国の領地がある島なんです。ひとつの島で3つも国があるってどんな感じなんでしょう。ちなみに島の原住民を「ダイヤ族」と呼んだりするそうで、農耕している人たちを「陸ダイヤ」、海に出ている人たちを「海ダイヤ」なんて言うんです。どうやらダイヤモンドは関係無いみたいですが・・・

(2013.3.7[Thu])


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