2013年04月

合成ダイヤモンド

2003年にアメリカボストンの会社が、CVD法で合成したダイヤモンドを宝飾用に販売する計画を明らかにしていこう、宝石業界おいてもCVD合成ダイヤモンドが注視されるようになり2007年以降に国際的な宝石検査機関の実務に報告されています。
2010年後半にはアメリカフロリダの宝飾店にて実際に販売されています、ダイヤモンド業界は震撼しました
実際にはベルギー・インド・中国の検査機関でも相次いでCVD合成ダイヤモンドに関する報告がなされています、今のところ大きさは0.3ctから0.7ctの大きさですが
最近では1.00ctサイズの物も報告されています
これらの合成ダイヤモンドは標準的な宝石学的検査では識別が困難ですが
フォトルミネックス分析などの識別方法でわかりますが、
元々は産業界での使用のために開発されましたが、宝飾品への転用が始まりました
産業界ではまだまだ用途があり今後もますます開発がされるようですので、数的には今後も世界中に増えていくと思われます。
気を付けて買わないと、こんなダイヤモンドが指輪についているものを買ってしまうこともあるかもしれません。

(2013.4.25[Thu])

気になる工賃

買い物に出かけて宝飾品のお店の前を通ると、お店の前に工賃表がおいてあったりすると、
なんとなく気になって見てしまいます。
割に安くやるところから、やや高めのところまでいろいろとあり、世間ではこういう金額なんだなぁとちょっとだけ勉強になります。
指輪のサイズ直しとチェーンの切れ直しが最も当り前のところですが、それと同じくらいよくオーダーがあるのが、やはり新品仕上げ。
傷ついてしまったリングやネックレスを、買った時の状態に近い形に戻すというアレです。

研磨する機械を使ってリングやネックレスを磨くのが主な仕事です。
ぼろぼろに傷の入ったジュエリーが目の前で割に目に見える形で奇麗になってゆくので、作業を実際にやっている人間にしても割と満足感の高い仕事です。
ただ上手く磨けていないと物凄く目立つので、結果が誰の目にもわかりやすいのが悲しい現実。

上手く磨けるように精進します。

そして気が付くと自分の手の爪もぴかぴかに。
たまに、「自分で磨いてるの?」と言われますが、そうではありません。
さすがに男なので今のところ爪磨きは・・・しません。

(2013.4.17[Wed])

象徴としてのジュエリー

ティアラを着けている方を見るような機会は結婚式ぐらいでしょうか。あまり普段見かけるものではありませんが、広く知られたアイテムだと思います。
パリ、ルーブル美術館で2番目の大きさを誇る「ナポレオンの戴冠式」という絵画があります。
きっと一度は目にした事があるはずです。皇帝ナポレオンが皇妃ジョセフィーヌの頭上に王冠を掲げているシーン、周りには多くの貴族が描かれ、その数は160名にもなります。そして、なんとここに描かれている女性の全てが、豪華なティアラを身に着けています。
ナポレオンは「王」ではなく「皇帝」を名乗る事で古代ローマ時代のイメージを引き継ごうとしました。
ジュエリーについても、古代ローマ時代において頭上のティアラが強大な権威の象徴となることを知って、宮廷の女性たちに、すべての国家行事に着用するよう命じ、彼の宮廷を当時のヨーロッパで最も壮麗なものにしたのです。
ティアラは、彼の治世を境に実際に身につけた人を“無名な人”から“特別な人”へと変身させる、「パワージュエリー」へと変わりました。
この頃、ティアラを生み出すヨーロッパの宝飾職人は黄金期を迎えました。注文を受けた職人にとって豪華なティアラ製作は腕の見せどころだったことでしょう。様々な工夫、苦心の上に数多くのティアラが生み出されました。
ティアラは持ち主の美しさを高めるとともに、権威を象徴します。古くから特別に選ばれた人物の頭上を飾ってきたティアラを、これほどまでに価値あるジュエリーとして際立たせたのはナポレオンという強大な権力のお陰ですが、また逆に彼のその権力を強力にアピールするには格好のアイテムだったのでしょう。

2013.4.6[Sat]


バックナンバー
©All Rights Reserved 2009 TAO & COMPANY Inc. Yokohama, Japan
Powered by HL-imgdiary Ver.3.00 Beta