2013年08月

真珠

真珠はどうしてできるのか、
もっとも古い説は、涙説です 天使や水の精、愛しい人の涙が貝の中に入ってできるというものもあります。
次に古いのが、露によるというもので、貝が水面近くまで上がってきて、貝殻を開けている所に露が落ちて真珠になるとこれもなかなかロマンチックです。
科学的に論じられたのは1554年にフランスで『真珠は哺乳類が病的にできる結石と同じものが貝類にできたものである』と報告された。
これをもとに16世紀ごろから真珠形成の研究は盛んにおこなわれるようになった
日本における真珠養殖の試みは御木本幸吉から始まり、1878年に横浜へ視察旅行に出かけてそこで、天然真珠が高値で取引されているのをみて、養殖真珠を思い立ったと言われています。
1888年に志摩郡明神浦にて初めての真珠養殖場を設け真珠貝の養殖を始めた
幾多の困難を乗り越えて、幸吉は1893年についに5個の半円真珠養殖に成功した
1902年に元歯科医の桑原を向かいいれて、本格的に真円真珠養殖に着手した
そして1917年貝殻を球状にした核を外膜で完全に包み込んで細い絹糸で縛り、
貝体内に挿入する『全巻式』という方法で特許を出願した。
日本が世界で初めて真円真珠養殖に成功した。
天然真珠を扱うパリの業者組合は養殖真珠は模造真珠であると大キャンペーンを展開し
不買運動を起こした、これに対して御木本はこの運動は不当であるとして民事裁判に
訴え、養殖真珠は本物か偽物かといわゆる、パリ真珠裁判で争われた
そして、養殖真珠は本物であるという認定を受けた。
御木本幸吉がヨーロッパ市場に出した真珠は養殖期間が3〜5年、養殖された7mmの真珠には4mmの核が入っていたと言われている、4mmの核に1.5mmの真珠層が巻いていたことを意味する、パリの真珠裁判でも天然真珠と変わるところがないと判断されたのである
現在の養殖期間は7か月間と短くなり、真珠層が0.2mmのものまで市場に出ているのが
現状です、早かろう悪かろうに進んでいるのが気になるところです。

(2013.8.20[Tue])

西部劇と宝石の町

アリゾナ州第2の都市ツーソン。メキシコ国境に程近いこの町、数多くの西部劇の舞台となり実際の撮影場所としても使われています。人口50万都市ながら砂漠あり豊かな緑あり、年の350日は太陽が出ると言われるとても魅力的な町です。
毎年1月から2月にかけて、この町では全米の宝石、化石や鉱物関係団体がほぼ一斉に見本市(通称ツーソンショー)を開き 、期間中は町じゅう至るところが展示即売会場となります。世界中から宝石のバイヤーや鉱物、化石などの研究者やファンが多数訪れ、街中が一種独特の雰囲気となるそう。ホテルや展示場は云うに及ばず、多くのモーテルの部屋という部屋には世界中から集まった大中小の関係者が荷をほどいてベットの上でも店を開いているというのだから驚きです。なんとなく胡散臭いところが、たまらなくウエスタンに感じるのは私だけでしょうか。行った事は無いので、あくまで想像ですけれど。
実際、まがい物も多く売買されているようです。中国で出土したとされる偽物の化石(別々の化石同士を張り合わせたもの)を「画期的な発見」と科学誌が取り上げてしまった、なんて事件になった事もあります。
もちろん、専用会場もありますよ。とても大きな。「あたらしい宝石はツーソンから」なんて言われる位です。いつか、行ってみたいもんです。

(2013.8.12[Mon])

Zippo

最近は、禁煙ブームなどで煙草を吸う人も少なくなりましたね。
環境や体にはいいのですが、愛煙家の方は肩身の狭い思いをしているのではないでしょううか。
さて、みなさんは煙草に火をつけるのに何を使っているでしょうか?
いろいろ種類がありますが、今回はZippoについて少しご紹介します。
以外に知らない人も多いのですが、大多数のZippoは真鍮で出来ています。
値段もピンキリで種類も多種多様にあり、メッキをかけたり、ブラスト加工をしたり、掘りを入れたりしています。
しかし、たまにお店などでプレーンなZippoなのに、少し値の張る物を見たことがないでしょうか?
これは、素材自体が銀で出来ている物になります。
安価な物とは違い、重量や手触りなんかもかなり違います。
中のメカ部分は基本的には一緒なのですが、銀製品なので使い込めば使い込むほど味が出てきますし、開閉音なども心地いいので愛着が湧いてきます。
一つ持っておけば、一生物になるのでオススメです。

(2013.8.5[Mon])


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