2013年11月

世界のダイヤ事情

ロシア極東サハ共和国に世界屈指のダイヤモンド露天掘りのウダーチヌイ鉱山がある
穴の内側には地表から底まで、らせん状の道路が延々と続きます、経営はロシア国営の
独占企業の「アルサロ」 いまは露天掘りは終わり、地価坑道による採掘に移っています。
毎年1000万カラットを産出して世界の10%を占めている
この地の人口は12000人で9割がアルサロと何らかの関係がある、
アルサロは09年にデビアスを抜き、採掘量で首位に立った。
ダイヤモンドが含まれるキンバーライト鉱床がむき出しになっている採掘現場は
120人乗り昇降機で地下600メートルまで降り直径5m の坑道をらせん状に下りる
さながら地下都市の様相です、地上からは約40分の道のりです
1トンの鉱石に含まれるダイヤモンドは微量ですが、ここの含有量は世界最高水準です。
世界の採掘量は減少傾向だが、ウダーチヌイは今後数十年間は採掘量を維持できるようです、
ダイヤモンドは炭素が地球内部の高温高圧で結晶化した物質です
紀元前にはインドで採取されたとの記録もありますが、機械化して堀削する近代的な方法は19世紀末に南アフリカで始まった,
1888年創業のデビアスは鉱山を次々と買い占めたり新たに開発したりして,ダイヤモンド流通を一手に握り独占体制を引きました、ロンドンに原石の国際取引所を設け、世界の
原石の8〜9割を押さえて、価格を牛耳ってきた
しかし アルサロが独自に原石販売を始めたほかにデビアスとの取引に不満をもつ鉱山会社も研磨業者に流し始めた、さらに欧米独禁当局の法的手段も辞さない厳しい姿勢を取ったことにより、デビアスのシェアは急速に落ち込み、市場は健全化された。
アルサロは米競売大手のサザビーズを通じて、高級宝飾大手のTiffanyにも長期供給契約を結び、今後も安定した販売先を増やしていく予定だそうです。

(2013.11.26[Tue])

指輪の形

指輪には色々なデザインがあり形もさまざまです。まず1本腕。
真っ直ぐなデザインのもので全体的にシンプルなデザインにできるので、コーディネートしやすいです。1個石が留まっているものをソリテールリングといいます。
1個石が大きく見えるよう、石に近づくにつれ腕が細くなるものを「絞り腕」とも言います。
一本腕でも板をリング状にした平打ちや甲丸リングは「バンドタイプ」とも言い、マリッジリングでよく見られる事から、「ウエディングバンド」とも呼ばれます。
正面から見るとV字に曲がっているものをV字リングといい指を長く見せると言う効果もある腕で、V字の他、切れ込みがU字のU字リングもこの部類のリングになります。
中石を上下から包み込むような感じで内側に腕が曲げられたものを抱き合わせ腕といいます。その反対方向で、外に向かって腕が曲げられたものをひねり腕といいます。抱き合わせは柔らかい感じを印象付ける事ができ。ひねりはシャープな動きの感じを与えるフォルムの腕になります。このタイプは腕の形状によって隙間やカーブによるくぼみができるのでそこに石をあしらうデザインのリングをよく見かけます。
途中から腕が複数になる腕のことを割り腕といいます。平内リングの上部三分の一ぐらいから真ん中が割れているものが主です。大きめの石座や大振りなデザインのリングの取り巻きタイプの場合この腕にしていることが多く。ボリューム感を出したいが重さを抑えたい、軽めにしたいといった時にかなり効率のいい腕になります。
リングが完全な輪状につながっていないタイプをフリーリングといい
ある程度指で広げたり狭めたりする事ができリングの切れ目部分に指の肉が逃げる事ができるので、多少小さめでもはめる事ができます。しかし、フリーと言っても何度も隙間を調整をしたり、無理な角度で曲げたりすると、金属疲労で折れる可能性があるのでお勧めできません。
螺旋状でつながっていないもで「スネークタイプ」とも呼ばれているリングもあります。
最近では形状を組み合わせてできたデザインリングや腕がチェーンになっているデザインのリングをよく見かけるようになりました。たまには腕の形状を観察してみるのもいいかもしれません。

(2013.11.21[Thu])

ジュエリーコーディネーター

ジュエリーコーディネーター資格とは

ジュエリーコーディネーターとは、消費者のニーズに合わせて商品選びをアドバイスするジュエリー販売のプロのことです。
ジュエリービジネスに関連する業務に携わる人には便利な資格です。
その資格には、2級と3級があり
3級は比較的に簡単な問題が多いので、趣味で取ってみてもいいかもしれませんね。受験資格も特に必要ないので気軽に受けれます。
2級は専門的な知識が必要になるので時間をかけて勉強しなくては厳しいかもしれません。
費用も1万円前後で受けられます。
一般の方は、金属素材の知識や4Cなんか知らないと思うので、サラッと説明できたらカッコイイかも知れませんね(笑)

(2013.11.13[Wed])

なくてはならない工具

私たちの仕事でなくてはならない工具に「電動リューター」というものがあります。
ペンを少し大きくした様な筒状の機械の先端に、さまざまな切削ポイントを取り付けてポイントを回転させて加工に使用します。
先端のポイントを取り付ける方式は「チャック式」です。
彫刻カッターで金属や木工の穴をあけたり、ブラシやフエルト、シリコン素材のポイントで金属を磨いたり、切断用のポイントを取り付ければ、金属・木工・ガラス・プラスチックなどを切断する事も可能です。
一般的に電動リューターは、1分間に5000〜35000回転します。
女性に身近なものでいえば、ネイリストさんが爪先を整えるのに使用しているあの工具です。

因みに、歯医者さんが使っている切削道具・・・あの「キーン」というやつは「エアタービン」というもので、私たちが使用しているリューターの様に電気でモーターを回転させるのではなく、圧縮空気で先端のポイントを回転させるものです。
エアタービンは1分間に30万〜40万回転するもので、電動モーターより振動が少なく
削りかすが飛散しない利点がありますが、削る力{トルク}は電動モーターに劣ります。
歯医者さんは口の中で作業をするため、電気で反応して医療事故{マクロショック}にならないように電気的に絶縁しなくてはならないのでエアタービンを使用しています。
このように回転方式は違っても私たちの業界、以外でも必要不可欠な工具となっています。

(2013.11.5[Tue])


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