高圧合成ダイヤモンドは合成ダイヤモンドを作るための方法の1つです まずは高圧発生装置が必要になります、何百トンから何万トンと言う大きな力を加えるプレス装置です、合成ダイヤモンドの場合は約5万気圧が必要です 最も身近にある高圧装置は自転車の空気入れになりますが,これはせいぜい数キロの圧力です、自動車修理工場にある油圧のジャッキでもせいぜい1000気圧が限界と言われる中で、5万気圧はとんでもない高圧です。 またその圧力に耐える、容器も必要なのですが、タングステンカーバイトという材料を使い、ピストンとダイというもので容器を作ります。 さらにこの容器の中を3000度以上の温度にしてダイヤモンドを作ることが出来ます。 材料となるのは黒鉛ですが、単独で高温高圧にしても簡単にはダイヤモンドになりません さらにある種の金属を一緒に溶解します、その金属は鉄またはニッケルです これらの金属は『金属触媒』と呼ばれます 現在では10カラットの結晶は生産でき、最大で34カラットのものも作られている 大型で高品質にダイヤはデビアスや住友電工で制作されています。 こんなにとんでもない圧力と高温な温度によって、合成ダイヤモンドは出来上がるのです 人類の技術は何百万年もの時かけて自然が作ったものを、数十時間で作ることを成し遂げている。
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