2014年08月

宝石の取り扱い

大切な宝石をやわらかい脱脂綿で包んでしまっていませんか?脱脂綿は漂白作用を持っています。真珠やターコイズ、オパールなどの酸性に弱い宝石にはよくありません。
とくにブラックオパールは色のツヤを失うばかりか、変色までさせてしまいます。

超音波洗浄器で宝石を洗う方もいますが、真珠やターコイズ、オパールなどの宝石は汚れ
が内部にしみこむ性質をもっているため、かえって逆効果になります。また、同じ理由から家事の時はこれらの宝石は身につけない方が良いでしょう。

またエメラルドは殺虫剤などのスプレー類に弱く、化学反応を起こして変色してしまいますし、真珠は炭酸カルシウムで出来ているので、酢酸や塩酸に触れると溶けてしまいます。
酢や果物ジュース、香水、トイレ用洗剤などにとても弱いのです。

ダイヤモンドは表面に油がつくと輝きがくもってしまいます。お化粧の時やハンドクリームをつける時は、はずして指紋や油もよく拭き取っておくことをお勧めします。
もし自分で洗う場合は油の入っている石けんを避けて、中性洗剤を使用して下さい。

(2014.8.19[Tue])

琥珀とは?

琥珀とは、木の樹脂が長年かけて固まった、いわば「樹脂の化石」と言ったものです。英語ではアンバーと呼ばれています。
リングやペンダントなどに使われているのをよく見ますが、鉱物ではないので宝石という言い方は相応しくないかもしれませんね。
琥珀の主な特徴としては、大きさに比べて比重がかなり軽いので、大きいものでも比較的つけやすいです。
日常生活くらいでは大丈夫ですが、熱に弱く脆いので扱いには気をつけなければなりません。
色は黄褐色や橙色などが主流ですが、緑がかったグリーン・アンバー、赤味を帯びたチェリー・アンバーなどがあります。
琥珀は、見た目は結構落ち着いた色をしていて、実際に熱を伝えにくいので、温かい感じがします。
ダイヤなどの鉱物は無色透明や内包物がない方が価値があるとされていますが、琥珀は気泡などが入っていた方が綺麗に見えたり、中には昆虫や植物の葉などが入った「虫入り琥珀」などもあり、二つとない物なので、その方が特徴があって良いかもしれませんね。

(2014.8.14[Thu])

最近よく聞く言葉

テレビのニュースやオークション等をやっていらっしゃる方ならよく見かけると思いますが、ヴィンテージとかアンティークと言う言葉達・・・気になったので
ちょっと調べてみました。
まずはヴィンテージ。
元々はワイン関係のフランス語の言葉で葡萄の収穫を意味する言葉なんだそうです。
葡萄の収穫が質、量ともによかった時代の年を「vintage」として「特定の年に作られた良い物」と言う意味で使われていて、これが派生して車やジーンス、楽器等ある特定の年の「良き時代」に生産され長い年月をかけて現在にも残る「年代物」と言った意味で使われるようになったようですね。
私の趣味の楽器関係(主にエレクトリックギター、ベース)ですと、1950年代後半から’60年代後半に作られた物が所謂ヴィンテージものとして扱われてますが、ここ数年価格は高止まりでとても素人が出を出せる代物ではないです。
話がそれてしまいましたが、宝飾品はヴィンテージと言うよりアンティークとして扱われる事の方が多いように思われます。
そこでアンティーク。
語源はこれもフランス語・・・古いと言う意味。
日本では骨董と言います。
重要なのはあくまで「古い事」と「希少価値」で物品のジャンルは問わず多岐にわたります。
どれ位古い物が骨董とされるかと言うと、アメリカ合衆国が1934年に「製造された時点から100年を経た手工芸品、工芸品、美術品であること」と通商関税法に記しており以来欧米諸国はこの定義におおむね従っているそうです。
宝飾品で100年以上昔の物と言うと相当老舗のブランド物になりますが、こういった物はマニアが必ずいるのでこちらも素人には手に負えないものですね。

(2014.8.5[Tue])


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