2014年10月

修理なので

修理屋さんなので、日頃多くの種類の物を取り扱っているわけですが、いろいろな構造の物がありますよね。
磁石を使った物や、バネを使った物、あとは紐や糸を使った物など、それはもう様々。
シンプルな構造で、最大限の効果を出している商品は、特にバングルなどの留め具が多いですが、最初に作った人の頭の良さを実感してなりません。
これだけの人間がいるわけだから、当たり前かもしれませんが、本当にいろいろと良く考えて作るものだな・・と感心してしまいます。

それが、壊れて直すとなると難しいのはご想像の通り。
元の構造に直せる物はまだ良くて、元の構造に戻らない物となると、新たに似たような物で、元と同じ働きの物を作りださなくてはならずパニックを起こします。
もうちょっと、勉強しとくべきだった・・なんて。

糸や紐を使った商品は、複雑な構造というよりは、普通に縫い物ですよね。
普段は縫いものなどをしなさそうな職人が、たまに縫いものをしているとなんだか不思議な感じではあります。
あまりやらないから、縫い目がひどいのでは?と思ったりもしますが、そこは手先の器用な人間が集まっているだけあって、仕上がりもなかなかの物です。
あと何年か後には、服飾の業界に就職なんてことも?

(2014.10.31[Fri])

激安のダイヤモンド

あまり知られていませんが「アラビアンデザートダイヤモンド」というものがあります。
「ダイヤモンド」と言ってますが、実際に世界で認められているダイヤモンドとは「質」が違います。
ダイヤモンドは貴石ですが、この「アラビアンデザートダイヤモンド」は半貴石です。

原石をダイヤモンドの様にカットすると、貴石ダイヤモンドの様にとても綺麗な宝石となるのです。
世界で一番硬い石「ダイヤモンド」はモース硬度「10」ですが、「アラビアンデザートダイヤモンド」は硬度「7.5」なのでほぼ永久的にダイヤモンドと同様に傷がついたりせず、そのままの輝きを保てるのです。
この「アラビアンデザートダイヤモンド」、サウジダイヤモンドとか、砂ダイヤモンドとか呼ばれていて、その名前のとおりアラビアン半島、特にサウジアラビアの砂漠で見つかるそうで、長い間 地元の人だけの秘密の楽しみだったそうです。
名前は「ダイヤモンド」とついてますが、ダイヤモンドではないのでお値段はお手ごろの価格なのですが、ダイヤモンドと同列に並べて販売してはならないとか、輸出入の規制とか色々厳しい鉱物でもあります。

(2014.10.20[Mon])

商品名の重要性

世の中には、様々なブランドが存在しています。
よく、ブランドの名前だけがフューチャーされがちですが、商品単体のネーミングも重要な要素の一つです。
ハート一つ取っても、ブランドによって様々な呼び名があります。
ティファニーのオープンハート、カルティエのラブリング、ブルガリのBOTなどは
ブランド名を出さなくても、聞けば「あの商品」だとわかります。
そういった意味ではブランド名よりも重要かもしれませんね。
ロゴにも同じことが言えますね。
ハート系、クロス系、動物、星座、アルファベットなどは、ほとんどのブランドが出しているので、この業界にいてもすべての商品名を把握するのは難しいです。
ネーミング、デザイン、素材などは、メーカーの方々がその年の流行などを考えながら、試行錯誤して作っていると思うので、遅れをとらないように日々、勉強しなくてはなりませんね。

(2014.10.14[Tue])

 ジュエリーのお手入れ

 
1) ジュエリーをつける前、つけたとき
  ・ 化粧品は宝石全般に悪影響を及ぼします。
   宝石をつけるのは、お化粧の後にしましょう。
  ・ ハンドクリームなど、油性のものが表面に付着すると、輝き が鈍ります。
  ・ お料理など家事のときは、宝石ははずしましょう。
  ・ 果汁や温泉など、酸に弱い宝石も。
   食事のとき、温泉に入るときは、宝石ははずしましょう。
2) ジュエリーをはずした後は
  ・ セーム皮やセルベット(洗浄拭き取りクロス)で、やさしく表面をぬぐいましょう。
   このとき、こするのは厳禁。
   ほこりをふりはらうように、そっと拭いてください。
  ・ 空気中のほこりや砂塵の中には、水晶の微粒子がたくさん含まれています。
   水晶はモース硬度で7と、比較的硬め。
   それより硬度の低い宝石は、ほこりによって傷がついてしまうことがあるのです。
  ・ 宝石を支えている部分(爪など)やデザインの込んだところは、柔らかい毛の
   ブラシなどで汚れをとってあげましょう。

(2014.10.6[Mon])


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