2015年02月

カタコンベの聖人

17世紀ごろのヨーロッパには「カタコンベ」と呼ばれる地下墓地がありました。キリスト教徒たちの集団墓地(納骨堂)で、数は多くありませんが今でも残っている所があります。この墓地には「カタコンベの聖人」と呼ばれる全身を宝石や貴金属で装飾された骸骨が、ガラスケース等の中にさながら仏像のように安置されています。殉教者や聖人と呼ばれた人物がなくなった際に、土葬なりで白骨化させてから掘り返し、洗浄後に装飾したものらしいのですがこれが凄いのです。超大粒で色とりどりの宝石や金・銀・シルク、大小無数のパールなどでこれでもかと飾られ(骨に穴をあけて宝石を埋め込まれたり)もう「宝石まみれ」という形容しか浮かばないほど。ともすれば下品に見えてしまうような過剰な装飾は、信仰心を表す為や布教活動の一部としての作用もあったのでしょう。膨大なお金と人命を犠牲にして大仏様を金メッキでピカピカにしてたのと少し似ていますかね。
 ただ(カトリックにはあまり詳しくないのですが)個人的には「聖人」と呼ばれる人物は生前そんなに宝石まみれでは無かった様に想像されますし、それを夢見ていたとも考えにくいので・・・この成金そのままのような遺骨は果たして望まれた姿だったのか疑問です。それでも単純に見るものを圧倒し、引き込むだけのインパクトと美しさ、不気味さがこの「カタコンベの聖人」には確かにありますね。一見の価値ありです。

(2015.2.26[Thu])

ジュエリーの保管と管理

みなさんはジュエリーをどうやって保管したり、持ち運んだりしていますか?
よくお客様から「1度しか使用した事がないのにネックレスが切れた」とか、
「数える程しか使用していないのに、傷だらけになった」という声を伺います
宝石や貴金属はとてもデリケートなものです。「金属」と書いてあると、なんだか
硬いイメージを持ってしまいますが、実は柔らかい金属です。
貴金属どうしが擦れあっただけで簡単に傷はついてしまうし、鉱物のなかで最も硬い
ダイヤモンドとぶつかったら、ひどい傷になってしまいます。また、ダイヤモンドと
他のカラーストーンやパールが擦れあったりしても、同様にひどく傷めてしまいます。

保管や持ち運びに便利なアイテムはズバリ!100円ショップとかで売っている
「チャック付きの小さなビニール袋」です。
ネックレスなら留め金具をチャック部分に引っ掛けるようにして、しまってあげると
チェーンがからみにくくなりますし、TOPが大きいものや、複雑な形状のものは、
TOPだけを1つの袋にいれ、その袋にチェーンを軽く巻きつけてもう1つの袋にいれる
ように2重にしてあげると、からまりや擦れ傷を予防できます。
ピアスやイヤリングも2重の袋で保管すれば、傷の予防だけでなく片側を紛失することも避けられると思います。

あと1つ、ジュエリーを置く場所にも気を配っていただきたいです。洗面所や堅い机の上、
灰皿の中などに無造作に置いたりせず、ジュエリー用のレザーやフエルト生地等で出来た
柔らかいトレーに置いて欲しいです。今では持ち運びにも便利なトレーもジュエリーショップなどで手軽に手に入ります。

(2015.2.19[Thu])

金箔入り〇〇

少し前のことになりますが。
皆さん、お正月はいかが過ごしたでしょうか。
お正月には、おせち料理など色々豪華な料理を食べますよね。
「金箔入り〇〇」など、一度は口にしたことがあるのではないでしょうか?
金箔は古くから美術品や調度品、装飾品など幅広く用いられてきました。
その他にも、菓子や料理、お酒などにも用いられ、お祝い事などに華やかな色どりをあたえてくれます。
食用品の金箔は食品添加物として作られているので、食品から体内に摂取する程度では健康に問題はありません。
金は安定した金属ですので溶けだしたり、化学反応を起こしたりせず、また金箔は飲んでも体内に吸収されず、排出されます。
食品への風味や成分への影響も確認されていません。
費用にしても、金は非常に広く引き伸ばせる金属(純金1g辺り、畳約1/3まで広がる)
なので、それほど掛らないでしょう。

(2015.2.12[Thu])

エンゲージリング

エンゲージリングとは、婚約指輪のことですが。
結婚するまでに全部で3本の指輪が必要になることを知っていますか?
指輪は「婚約指輪」と「男性用の結婚指輪」それと「女性用の結婚指輪」の3本です。
婚約指輪は男性が女性に永遠の愛の証として渡すもので、
結婚指輪は夫婦になったときに、夫婦でペアで着用するものです。
ペアで着用しますから、2本必要になります。
ここで、婚約指輪の意味ですが、
婚約を決めたカップルの男性が、婚約が決まった記念に女性にプレゼントするものです。
女性が物心ついた時から憧れているものの一つであり、
結婚が決まった女性が興味を持っているものでもあります。
口約束だけでなく、エンゲージリング(婚約指輪)を送ることによって、
本当に君を永遠に愛していくよという物での約束になるのです。
最近では、婚約指輪は要りませんと言われる女性も多いですが、
どんな小さなものでも、貰って嬉しくない女性はいないのでは。

(2015.2.4[Wed])


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