2015年06月

こんな所にもダイヤモンドが使われている

ダイヤモンドが私たちの生活の中よく使われているのはご存知でしょうか?
一般的にはダイヤモンド=宝石用と思われがちですが、実は色々な場面で使われています。
ダイヤモンドの用途は宝石用よりも工業用に用いられることの方が多く、重要であると言えます。
また、工業用には天然ダイヤモンドだけではすべての需要を満たすことが出来ないので、人造ダイヤモンドの生産がなされています。
例えば、磁気、ガラス、半導体などの加工に使われる研削砥石
光学用のレンズ、超硬合金、他の宝石を研磨するためダイヤモンドを粉末にした研磨剤
トンネルなどを掘る掘削用のダイヤモンドヘッド
電気製品に使われる極細の金属線の加工など多種多様に使われています。
つまり今日、私たちがあたりまえのように使っている物や、電気製品、道路など
あらゆる所でダイヤモンドの助けを借りています。
もし、ダイヤモンドが存在しなかったら私たちの今の生活は成り立たないと言っても過言ではありません。

(2015.6.23[Tue])

ダイヤモンドの世界

最近のダイヤモンドの世界では、色を付けることは当たり前のようにやります
色はピンクをはじめ ブルー・グリーン・イエロー・ブラック等々と俗に
放射線処理と呼ばれています、ブルーにするつもりが時間とか放射線量とかを
間違えてブラックになってしまった なんてこともあります。
ブラックメレに強い光を当てて裏から見てみると、ブルーの色が出ることもあります
天然で色つきのダイヤはかなりの希少価値なので、金額も高くて商品の値段も高くなってしまうので、安く提供するためにもこんな技術が生まれました。
そしてカラーダイヤにするためのダイヤはブラウン色が強くても、別な色になるので
安いダイヤが、色着けたことにより高いダイヤに生まれ変わることにもなりました。
最近では、さらに天然ダイヤでブラウン色を無色透明なダイヤに生まれ変わらせる
技術も開発されました、
それがHPHT処理です 
この処理を施すと、天然褐色ダイヤモンドが無色になります
さらに最近はHPHT処理に放射線照射や熱処理を組み合わせたマルチプロセスによる
新たな処理色も出てきて、ダイヤモンド鑑別を非常に困難にしています。
最初は1990年に高温高圧法によるものが始まり、今ではさまざまな技術革新で
色々とダイヤモンドに手を加えてきました。
それを検査する機械も発売されていて、『ダイヤモンドプラス』といいます
PASSとREFERの2種類が表示され、PASSと表示されたダイヤモンドはこれ以上の検査を必要とはしませんが、REFERと表示された場合はさらなる検査が必要となり
合格した物が宝飾市場に流通することになっています。
これからも更なるダイヤモンド加工技術が高められると思いますが、それを見破る技術も
発展していくと思っています。

(2015.6.8[Mon])


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