2015年09月

石のカットの種類

ブリリアントカット
すべての稜線がガードル(外周)を横切る面の取り方をしているのが、この「ブリリアントカット」の特徴です。この手法によりダイヤモンドの輝きが外に向かって放たれ、美しい虹色の世界を作り上げます。

ラウンドブリリアントカット
最もオーソドックスなカッティングで、エンゲージリングの定番にもよく用いられます。58面体のカットでダイヤモンドの魅力を最大限に引き出し、まばゆい輝きを導きます。

ハートシェイプ
ロマンティックな形が人気のハートシェイプ。マックルと呼ばれるダイヤの原石からカットされますが、カットが可能な原石が少なく無駄も多いため、高価になります。

ペアシェイプ
洋梨をかたどったのがこのペアシェイプカット。片方だけ尖った先端が指をより美しく見せ、大人の風格をかもし出します。

オーバルカット
ラウンドブリリアントカットの楕円型ということで、こちらもオーソドックスなカット。美しい輝きがダイヤモンドの気品を表現しています。

マーキースシェイプ
両側がつんと尖ったエレガントなカット。マーキースとは「公爵夫人」という意味で、ルイ15世の愛称ポンパドゥール公爵夫人を彷彿とさせるためにつけられた名前だといいます。優美でクラシックな趣にあふれたカットです。

プリンセスカット
1970年以降に登場した、比較的新しいカット。ブリリアントカットを変化させ、四角い形で光を引き出しています。

他にもまだ有りますが、今回は、ここまでにしておきます。

(2015.9.28[Mon])

紛争ダイヤモンドって

ダイヤモンド自体が紛争の元ではなくて、武装勢力の資金源になっているダイヤモンドの事を言うそうです。
ダイヤモンドは世界の広い範囲で産出されるものですが、宝石として高値がつくダイヤの産出国はアフリカに多くそこの武装勢力の資金源になりやすいんだそうです。
そういった内戦地域から産出されたダイヤモンドのことを特に「Blood Diamond(紛争ダイヤモンド)」と呼びます。
2006年に公開されたレオナルド・ディカプリオ主演の映画「ブラッド・ダイヤモンド」でもこの問題が取り上げられたのでご覧になった方もいるかもしれません。
こういった問題に国際社会も手をこまねいているわけではなく2000年にはキンバリー・プロセスというダイヤモンドの原産地を認証する制度を作りました。
具体的には各国政府、国際ダイヤモンド業界および非政府組(NGO)などの市民社会が手を携え、 いわゆる「紛争ダイヤモンド」の取引を、原産地証明書(キンバリー・プロセス証明書)の添付を義務付けることで封じ込めようとするユニークな制度です。
そしてダイヤモンドの業界もシステム・オブ・ワランティというダイヤモンドの出処を保証する制度を作りました。
日本に入ってきているダイヤモンドはほとんどがキンバリー・プロセスにのっとったもののようですが、気になった方は購入する前にお店の方に尋ねてみてはいかがでしょうか?紛争で多くの人の血が流れるのをほんの少しでも抑えられるかもしれません。

(2015.9.14[Mon])


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