2015年12月

今年もおしまいですね

今年は随分と長い間温かい日が続きましたが、ここ数週間で急に寒くなってきました。
汗をかきながら作業していた会社の加工場も寒さが増してきたので、数日前にストーブを出した次第です。

一生懸命ヤスリがけをしたり、木槌で叩いたりしている時はそれ程寒さを感じませんが、ふと動きが止まると寒いものです。
特に磨き作業をしている時は、動きも少ないし、研磨剤を吸わないように風通しを良くしているので寒さを感じます。
温かいのは超音波洗浄機の液くらいでしょうか。

でも寒い季節になると、温度差に弱い石もあるので注意が必要。
製品を洗う時に、超音波洗浄機の液の方はかなり温かいのですが、水道水の方は反対にかなり冷たくなるので、その温度差で石にダメージがでることもありますので。

体調に気を付けながら、今年最後の1週間、なんとか乗り越えたいものです。

(2015.12.22[Tue])

やはりダイアモンドは

話題になりますね〜先日1,111カラットのダイアモンドの原石が採掘されたとニュースで報じらてました。写真を見ると子供のげんこつより大きいくらいのものでパッと見はガラスの破片みたいな感じです。アフリカの南部のボツワナの鉱山で掘られたそうですが、これほどの大きさのものは約100年ぶりです。面白いのはこの発見によって採掘したカナダの会社の株が32パーセント急騰したそうで、時代を感じさせます。今後売り出すかは未定で、現時点での値付けは不可能とのコメントが出てます。引き合いは殺到しているようなので近いうち何らかのお話が出るでしょうね。
さて、このダイア何と歴代では2番目でして、では1番は何かと言うと1800年初頭に南アフリカのトランスパールにあるダイアモンド鉱山で掘り出されました。大きさは3.106カラット。
先ほどの原石の約3倍です!
名前はその鉱山のオーナーの名前をとって「カリナン」と名付けられました。
大きなままではなんともしがたいと判断されたので、結局大きな9個と96個の小さな石に分割されたそうです。
1番大きなのはそれでも530,20カラットもあり世界最大のカットダイアモンドです。
カットは涙型で現在ロンドン塔内に永久展示されてます。
2番目は317,40カラットで、世界第2のカットダイアモンドです。カットはクッションで、これもロンドン塔内い展示されてます。

3番目は94,40カラット。カットは1番目と同じ涙型。クイーン・メアリー・クラウンの頂点にセットされ、取り外され4番目の石と共にペンダント・ブローチとして使われているようです。メアリー女王の肖像画の多くに、これら2つの宝石を付けているのが見られます。

4番目は63,60カラット。カットは角形ブリリアント。クイーン・メアリーの王冠の飾環の前面に付けられていましたが、取り外してペンダント用宝石として用いられています。

(2015.12.15[Tue])

ムーンストーン

ムーンストーンは紀元前1世紀頃から人々に知られていたとされ、プリニウスの
「博物誌」やアルベルトゥスの「鉱物書」の中で、
「この石は月の満ち欠けに従いその形も大きくなったり小さくなったりする。」
と記述されています。
現在の「ムーンストーン」と呼ばれ始めたのは1600年代からだといわれています。
その語源はギリシャ語で月という意味の「セレニテス」です。
夢のような話ですが現代の強い光の電灯などが無い時代、弱い月の光でこの石を見ると
大きくなったり、小さくなったりするように感じられたそうです。
この不思議な現象により、古代インドでは聖なる石として聖職者が身に着けたり、ヨーロッパでは旅に出かける際は安全を祈願してこの石を身に着けたといわれています。
ムーンストーンは古くから神秘の象徴とされている「月」とかかわりが深く、そのエネルギーを宿した石とされ多くの人から愛されてきたパワーストーンなのでしょう。

(2015.12.8[Tue])

宝石と半貴石の違い

ジュエリー(宝石)とジェムストーン(半貴石)の違いについては、ある程度明確な定義があります。
ジュエリーとは、希少性が高く、美しく、長い年月を経ても品質が劣化しないもの……
大体このような感じで、その類から漏れるものをジェムストーン(半貴石)と呼びます。
例えば、美しいけれど比較的量が産出されるものであったり、希少だけどさほど一般的に見てさほど美しくないものなど。
また、希少性や美しさの線引きについては、知識的な部分も含めて曖昧な部分も多く、ジュエリーとジェムストーンの線引きも実際のマーケットでは、人によって基準が違うようです。
そのあたりの線引きを気にするかどうかも、個人の考え方によって かなり違うようですし、あまり気にしない人も多いです。

(2015.12.1[Tue])


バックナンバー
©All Rights Reserved 2009 TAO & COMPANY Inc. Yokohama, Japan
Powered by HL-imgdiary Ver.3.00 Beta