2016年10月

メッキ

メッキには色々な種類があります。主にジュエリーで使われてメッキは金メッキ、ロジウムメッキ、シルバーメッキです。同じメッキの中にも複数種類があり金メッキで例えるとK24メッキ、イエロー、ピンクなどがあります。ロジウムメッキにはブラックロジウムなんてものもあります。メッキはメッキ液と電気を使って母体の表面に掛けます。実際に数ミクロン単位の厚さで金属を被覆させていますので表面のメッキ層はちゃんとした貴金属という事になります。メッキがはげた、なんて慣用句があるくらいですのでいくら金属とはいえ硬い物で引掻いたりすると薄いメッキは簡単に剥がれてしまいます。メッキの掛けなおしをすることも出来ますが、中途半端に剥がれた状態だと残ったメッキ層にさらにメッキがかかってしまったり、電気の抵抗、流れやすさ等の差でムラになって綺麗なメッキをかけることが出来ません。またキズなどで表面に凹凸が多いと綺麗にメッキがかかりません。この場合は一度完全にメッキ層を剥がして仕上げ直しをしてメッキ掛けをすると綺麗なメッキをかけることができます。弊社では比較的簡単なメッキ掛けは行っているのですが、メッキを掛けるのにも色々な技術と方法がるようで、チタンや樹脂、また真鍮や鉄など酸に弱い金属にメッキ、0.何ミリの厚めの工業メッキと言われる部類になると難しい別の技術とそれ専用の施設を設けなくてはならないのでお断りをしています。メッキを専門に行っている業者にはとても頭が上がりません。餅は餅屋とはよく言ったものです。ですが、今ある技術と工夫でよりよい作業ができるよう皆心がけています。

(2016.10.27[Thu])

リセールヴァリュー

数年前に妻が叔母から元は数百万円の着物をもらったのでさぞかし大変なお礼をしなくてはと内心ビクビクしていたら、古着としての着物は二束三文の価値しかなくてリサイクルショップに持ち込んでも数万円の値もつかないとの事でした。

余程名のある作家さんの作品以外はほとんどそんな感じで取引されているようです。
日本の伝統的な文化なのに情けないないなぁと思う反面、商売で取引してる以上売れなくては仕方がないのかと。
さて私どもの扱っている貴金属や宝飾品はどうでしょう?

貴金属である金やプラチナはとりあえず出処と品質を保証するものがあれば目方で

金額が出るものですのでそんなに大きな値崩れは、相場が暴落しない限りは無いと言っていいでしょう。上手くいけば時価が上がって儲かる事もあるくらいですから。
宝飾品にしても製品の目方以下には価値が下がらないので、まずそこで一安心で限定ものとかアンティークものは意外な所で価値が出たりするので掘り出し物を手に入れたり儲けたりできる可能性がありますね。

こう言った理由から昔から金やプラチナ、銀あたりは投機の対象になってきたわけです。でも前にも書きましたが、格好な目方(キロ単位)で持っていないと大きな儲けにはなりませんので、やはり元手のあるお金持ちが儲かる仕組みになっているのかなぁとか思ってしまいます。

(2016.10.19[Wed])

変色

ここ二週間くらいはなんだか天候が良くなく、不安定で雨続きですね。

雨が降ると気分的に外にでたくなくなったり、仕事に対するモチベーションが少し低くなったりと様々な影響があるように思います。

モチベーションの方は、なんとか気分転換して上げて行くように努力しますが、私達には雨によるもう一つの障害があります。

湿度が高い時に起きる現象。
そう、銀製品の変色です。

金曜日に綺麗に仕上げて、月曜日に会社に来ると、茶色く変色した銀色の物体が!!
二つか三つならまだしも、それ以上になって来ると、ちょっとショック。

特に面積の大きいものは仕上げにも手間がかかるので、かなり大きなショックを受けます。
単純に最初からやり直しになりますからね。

思ったよりも、銀製品の仕上げは手間がかかるんですよ〜。

(2016.10.3[Mon])


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