2017年03月

ピンクパンダ

ヨーロッパにはピンクパンサーと言う宝石専門の窃盗団がいて、その手口の鮮やかさからファンがいたりもするそうで、それにあやかったのかお隣中国からピンクパンダなるちょっと間抜けな名前の窃盗団が去年あたりからやってきていたらしい。
報道記事によりますと、警視庁捜査3課が2年越しで、追っていたそうで、捕まったのは中国籍の陽快開容疑者(37)ら男女3人。
 逮捕容疑は昨年1月、東京ビッグサイトで開催された宝石展示会でダイヤモンドの 指輪、約280万円相当を盗んだ疑い。指輪のほかに真珠のネックレス(約1450万円相当)もなくなっており、同課が調べている。今年も開催された同展示会に3人がノコノコと現れたところを、張り込んでいた捜査員が発見した。3人は容疑を否認 している。
捜査3課によると昨年1月20日、約1200社が出展していたところに3人が来場。店員と話した後、指輪がなくなっていることが、防犯カメラに写っていた。3人は事件当日に中国へ出国、同課は逮捕状を取って捜査していた。
今年も再び来場する可能性があるとみて、主催者側も各出展社に警備の増員、防犯カメラの増台など、厳戒態勢を敷いていた。主催者は「警察としっかり連携できた。
宝石は高額なので他のイベントより警備は強化している」とした。
東京ビッグサイトでの警備実績を持つ警備会社によると、外国人の窃盗には特徴があるという。「大掛かりなものにしろ、万引にしろ、白昼堂々やるということが多い。
大人数が集まるイベント会場などは、特に狙われやすい」と説明した。「主催者側も警備はつけるが、大きなイベントになるほど、部外者が紛れ込む可能性は高い」という。
そう言えば今年からなのか開催日が土日はさまなくなっていたので私どもは行けな かったんですね〜まぁ最近の傾向として石屋さんの商談会みたいになっていたので あまり興味を引く話題がないのは残念でした。

(2017.3.31[Fri])

テクスチャー

金属につけるテクスチャーにはいくつかの種類があります。
いちばん有名なのはヘアライン仕上げで、これは地金に紙ヤスリなどを一定方向にあてていくつものスジを付ける方法で、ジッポライターやフォトフレームなどの表面または側面などの広い面に用いられていることが多いです。銀器などの底の普段は見えない面や擦りキズの入りやすい面をヘアラインで残す事もある様です。中途半端なかけ方をすると違う角度のラインが入って綺麗に見せることが出来ないので真っ直ぐにかけることが大事です。他によく見かけるのが梨地仕上げです。梨の肌の様にざらざらっとした表面にして見せることから梨地と言われています。ホーニングまたはサンドブラスター仕上げとも言います。これは地金に硬い物質の粒子のメディアをエアーで吹き付けるとテクスチャーとして付けることができます。メディアには種類と粒の大きさが複数あります。ガラス、カーボン、アルミ、スティールなどがあります。アルミやスティール等の硬い粒子だと地金が削れて減ってしまうのでジュエリーむけではありません。エアーで吹き付ける為の箱型の機械に入れて使うのですがこの様な機械と技術がまだなかった頃は金剛砂(ガーネット)の粒子を使い高い位置から落として打ち付けることでテクスチャーを付けていたようです。梨地はかなり地金が曇って白く見えるので、文字や動物などの凹凸があるデザインの凹み部分に掛けてメリハリをつけるのに使うことがあります。
最近では少し見かけなくなりましたがダイヤモンドヤスリ(リュータポイント)で少し光った感じの梨地を付ける方法もあります。
ジュエリーはきらびやかに魅せる為に鏡面仕上げは基本です。デザインの幅を広げるために様々な手法が必要です。

(2017.3.8[Wed])


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