昔風に言えば私どもの仕事は「錺職人」というものです。 裏稼業で仕事人はやってません。 簡単に言えば金属製のかんざし・帯留め・指輪など金具の細工をする職業。また、その職人というものです。 現代ではそれに加えて、ペンダント、ネックレスなども守備範囲になりますね。 普段からあまりサラリーマン風の格好をしていないので、居酒屋さんのマスターとか お客さんに「お仕事は何をされてるんですか?」とよく聞かれるので「錺職人です」と答えるようにしているのですが、最近の20代の子達は錺職人を知らないんだ そうで、仕事の内容を説明すると「あぁ、ジュエリー関係の」と納得してくれます。 最近「手仕事」が見直されてきていると聞きましたが、それは現代社会ではとりあえ ずお金があれば大抵のものは手に入るが、そうではないものに価値を見出した人が増えてきているのかもしれませんね。要は「One and Only」です。 こういった流れは私どもにとって喜ばしい事です。 という事でお仕事ください、なんてね(笑)。
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