今日一日の仕事の中に、かなり変形したリングがありました。 車に轢かれてしまったのか、詳細は不明ですが、変形の具合といい、傷の深さといい、かなり手間のかかる物でした。 道具と設備を駆使して、結果的にはかなりのところまで修理できたので、個人的には満足しています。
少し懐かしく思ったのは、リングの中に入っている文字のフォントでした。 現在でも使われている文字のフォントではありますが、次第に少なくなっている文字彫り機のものなので、少しずつはなくなっていくものと思います。 なかなか知られてはいませんが、文字彫りは会社によってはブロック体の大文字、小文字から筆記体の大文字小文字、そして珍しいものでは漢字なんていうものも彫ることは可能です。 フォントの数も、10年程前に比べれば、かなり数は増えていて、様々な要望を叶える事が可能になっています。
反対に、昔のフォントそのままで彫って欲しいという要望には次第に答えにくくなっているのも現実で、そのうち彫れなくなってしまうのも時間の問題ではあります。
レーザーで彫る文字彫り機も登場していて、これからの文字彫り機からは目が離せませんね。
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