2017年08月

メッキ

貴金属の製品で、出回っている物の多くは、プラチナ、銀、金で出来ています。
ほとんどの物は、その金属の地の色ですが、ホワイトゴールドだけは大抵メッキをかけています。
メッキをかける事で、プラチナに近い銀色の光沢を実現しているのですが、使っているうちに剝がれてくると、
少し黄色っぽい色が下から出てきます。
使っていた指輪などが傷ついて仕上げ直しをする場合には、一度このメッキを研磨して取り除き、再度メッキをかけます。
ブランドなどの刻印が入っているものは、消さないようにメッキを剝さなくてはいけないので、慎重な作業が要求されます。

銀製品にも、メッキをかける時があります。
銀は放っておくと変色して黒っぽくなるので、それを予防する為にかけるのが一般的です。
かけるとこちらもプラチナに近い色合いになるので、商品として売っている物が、プラチナのような色合いの場合は
メッキがかかっていると思ってよいでしょう。
それ以外の場合は、銀で製品を作って、色合いだけ金の色にする為にメッキをかける時があります。
こちらは仕上げると銀色になるので、再度金メッキが必要です。
しかしながら、石留めが施されている物の場合、再度メッキがかけられないこともあるので、注意しなくてはなりません。

(2017.8.24[Thu])

金属アレルギー

金属アレルギーは何で起きる。
アクセサリーなどの金属をつけたまま汗をかくと、汗の塩分で金属がわずかに溶け出してイオン化して、皮膚に入ります。これを、体の免疫機能が異物と判断し、アレルギー反応が起こるんだそうです。
金属アレルギーは、ピアスを初めてつけるときが最も起こりやすいといわれています。ピアスは皮膚を貫き、直接金属が皮下組織に接触するために、拒絶反応を起こしやすくなるそうです。
アクセサリーなどは、帰宅した際は取り外して置くことをお勧めですよ。

(2017.8.17[Thu])

バブル

バブル華やかなりし頃のお話
私がこの仕事に携わるようになった20代真ん中の頃はまさにバブル全盛でした。
取引先に大小チェーン店が2つ程ございましたが、大きい方のチェーン店などは毎月1店舗づつといった感じでお店を増やしておりまして、「年商(月商だったかな)1000億円が目標!」と鼻息も荒く最終的には120店舗位まで拡大したと記憶しております。
小さい方のチェーン店も5年位の間に20店舗位まで拡大したはずです。
とにかくお店に新しい商品が並べばいくらでも売れる感じで、クリスマスにでもなればお店の外に行列ができてニュースにもなったりしました。
当然、当社にいただけるお仕事もとんでもなく多くて、1日にリング40〜50本は当たり前、忙しい時で80本とかの時もありました。
現在のお仕事のクオリティと比べればかなり低いレベルではありますが、殺人的な量だったのは確かです。
そんなバブルも弾けるのは一瞬で、そのあとは阿鼻驚嘆の地獄絵だったのは皆さんご存知の通りです。
今考えると常軌を逸していた世界ではありますが、なかなか毎日が充実していた事も確かです。
今後そんな時代はもう二度と訪れないと思いますが、ある意味貴重な体験をさせてもらったなと思う今日この頃です。

(2017.8.9[Wed])


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