2017年10月

買い取り商品

質屋さんと買い取り屋さん(もしくはリサイクルショップ)はご存知ですよね。
最近では買い取り○○屋なんてお店も増え質屋よりも耳にすることが増えてきたかと思います。
どちらも品物をお金に換えてくれるお店ですが、弊社のような修理、磨きなどする側としては大きく違いがあります。質屋さんはご存知の通り品物を担保にお店に預けてお金を貸してもらうところで期限内にお金を返せば品物を返してもらう事ができ、期限の過ぎた品物は質屋さんの物になりお店に並べる等のことができます。中古品などは新品仕上げや修理が必要になってくるので我々職人の出番になります。これはジュエリーに限った話しではなく、カバン屋、時計屋など様々な分野の職人、工場が関わってきます。買い取り屋はというと企業の業務形態にもよりますが、
買い取りなのでお金に換えた品物は返ってはきません。大半のお店は買い取ったジュエリーなどの貴金属はブランド物を除き一度お金に換えてしまいます。要は指輪ならダイヤ等の石は外し溶かして地金にして売ってお金にする、といった感じす。仕上げや修理などコスト面では効率が良いのですが、我々職人が関わりを持ちことも無く、品物も消えていってしまいます。市場から中古品が無くなっていくことになります。業界の人間としてはこの事態はなるべく避けてほしいのですが質に預けて期限云々よりも綺麗さっぱり売ってしまおうという考えも理解できます。
フリーマーケット等が最近では流行ってきているので貴金属品も修理リサイクルする考えに変わって行くと有難いのです。今後ジュエリー業界はどういった方向えへ向かうのでしょうかね

(2017.10.24[Tue])

メンテナンス

日頃、お使いになっているジュエリーをメンテナンスしてらっしゃいますか?

例えば、ダイヤ付きのリング。
気に入ったものを普段から使っていると、ダイヤの留まっている部分の裏側の穴に汚れが溜まってきます。
そうすると、最初に手にした時よりも、輝きが失われたように見えます。
こちらは、綺麗に洗浄して汚れを落とせば、「あれ?」と思うくらい輝きが戻ってきますので、お勧めです。

あるいは、真珠の付いたピアス。
こちらの商品は、全部ではありませんが接着剤を使用していることが多く、長い時間が経過すると接着剤が経年劣化して
はずれてしまう事があります。
落した時に見つかればいいのですが、なくしてしまうとちょっとショックですね。
真珠をつまんで回してみて、くるくる回るようであれば再接着が必要です。
あまり強く回すと、真珠のとまっている軸が折れてしまうので注意してくださいね。

まだまだ、考えればいろいろとありますが、特にお気に入りで普段から高い頻度で使用するジュエリーは時々のメンテナンスを
してみるのが良いように思われます。

(2017.10.13[Fri])

ダイヤモンドが一番?



宝石と言ったらダイヤモンドを思い浮かべる人が殆どではないでしょうか?
たしかに世界的にも有名で人気のあるダイヤモンドですが、希少性といった面で見ればその価値を上回る宝石は意外と多くあります。
レッド・ベリル、エレーメージェバイト、マスグラバイト、グランディディエライト、ポードレッタイトなど他にも沢山あります。
ほとんど聞いたことがない宝石ばかりですが、逆に希少すぎて世の中に出回らないものばかりです。
中でもレッド・ベリルは大変希少な宝石で「ビクスバイト」「赤いエメラルド」とも呼ばれています。
みなさんが一度は聞いたことがあるエメラルド、アクアマリンなどの宝石と化学組織的には非常に似ていますが、どちらの宝石よりも遥かに希少です。
いずれの宝石も滅多にお目にかかれないものばかりなので一生に一度は見てみたいものですね。

(2017.10.2[Mon])


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