女性なら必ず一本は持っておくべきと言われているジュエリーといえば、 パールのネックレスがあります。 普段使いはもちろん、冠婚葬祭の場でも重宝するパールネックレスはちゃんとお手入れをすれば一生もののジュエリーになります。 ジュエリーに使われる宝石は有機質と無機質の二種類に分かれます。 真珠はサンゴや琥珀と同じく、有機質に属します。 有機質の宝石は無機質の宝石に比べて、硬度が低く壊れやすかったり、 酸やアルカリに弱くとてもデリケートなのです。 汗やあぶらもわずかに酸性を帯びているので、 パール付きジュエリーを使用した後には水気のない柔らかい布で拭き取ってあげると、パールの美しいてりが長持ちします。
万一汗やあぶらがついたまま長年保管してしまって表面が曇ってしまっても、真珠の構造上修復することも可能です。 真珠は小さな結晶が何層にも積み重なって出来ているので もし表面が曇ってしまったり、ざらついてしまった場合には 研磨剤入りの布で一層分剥くように磨くことで多少の修復は可能です。
また、パールのネックレスの糸も一年に一度が糸替えの 目安と言われています。使用している間に糸が摩耗したり あぶらや空気中の水分を吸って糸が伸びてしまうためです。
真珠は手入れが不可欠な唯一の宝石です。 お手元にあるパール付きジュエリーのメンテナンスを おすすめします。
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