2018年06月

石止め


特にシンプルな物を除いては、ネックレスも指輪も多くは石留めが施されているものが多いですよね。
貴金属に留めてあるものであれば、やはりダイヤが圧倒的に多くて、その人気ぶりが良くわかります。
貴金属を使用していないネックレスなどだと、ガラス素材の石が多いかもしれませんね。

使っていると、どこかで石が落っこちてしまうことなどはよくあって、石をあつらえる仕事なども弊社にはよく送られてきます。
簡単に手に入る石であれば、それほど難しいことではないのですが、色が特殊であったり、またガラス素材の石などは、種類も豊富に
あるので、似た物を見つけるだけでもなかなか困難です。
ネット上のものだと、微妙に色合いが違ったり、大きさが少し違うということがあるので、やはり現物を見てから石は揃えたいところです。
もちろん、一生懸命探したところで、全く見つからないことも割とありますが。

石が揃いさえすれば、あとは破損しないように気をつけて留めるだけです。
言葉言うと簡単なのですが、結構緊張するものですよー。

(2018.6.27[Wed])

研磨

宝石の美しさを引き出すために施されるのがカット、研磨加工です。
それぞれの宝石の性質や特徴を生かすための研磨技術が必要となります。カットの種類は大きく分けて二種類に分かれます。
角度の異なる多面カットされたファセットカットとドーム状に研磨されたカボションカットがあります。
ファセットカットの多面カットは内部からの輝きをより美しくみせるために、入ってきた光を反射させる役割があります。カットの種類も豊富で
一番よく目にする円状のラウンドカットや、楕円状のオーバルカット、ラグビーボールのような形のマーキーズカット、
雫状のペアシェイプカットなどがあります。マーキーズカットのような先端の尖った角のあるカット石は欠けやすい傾向があります。
一方オーバルカットは有機質の石が多く施されているカットで半透明もしくは不透明石に施されます。
ドーム状に研磨加工することで表面の艶や模様を美しく見せることができます。またドームの角度はキャッツアイ効果(シャトンシー)や
スター効果(アステリズム)といった一部の宝石にみられる独特の光学効果によって変わってきます。

(2018.6.15[Fri])

結婚指輪は給料の3か月分じゃないといけないのか?

「結婚指輪は給料の3か月分」というフレーズを一度は聞いたことがあると思います。
普通に考えれば「3か月分は高いんじゃない?」と思いますよね。
では、なぜこれが定説となったのか。それは1970年代の高度経済成長期に流行ったテレビCMだと言われています。
ダイヤモンド業界で有名なある会社が、日本でのダイヤモンドの消費拡大を狙ったもので、そのCMのフレーズで使われていたのが「結婚指輪は給料の3か月分」「ダイヤモンドは永遠の輝き」などです。
これが今でも定説となっているのだからCMの力は凄いですね。
あくまで一般的に言われている定説なので、決して結婚指輪がダイヤモンドや給料の3か月分だから良いということではありません。
現代では、節約志向の人が多いため勿体ないと思う人が多いようですが、特別なことなのでここで男を見せるのも良いかもしれませんね。(笑)

(2018.6.5[Tue])


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