アメリカ南西部辺りに住む19の部族に分かれて生活している人々によって作られたジュエリーを「インディアンジュエリー」と呼びます。 今では、日本でもたまにそれっぽいのを着けている人を見かけますが、あれは果たして本当にインディアンジュエリーなのでしょうか? インディアンジュエリーは主に、シルバー、ターコイズ、サンゴなどを使用した作品が多く、中でもナバホ族、ズニ族、ホビ族の作るジュエリーは品質が良くデザイン的にも優れている物が多く世界的にも高い評価を受けています。 モチーフは自然界のものをイメージしたものが多く、一つ一つにインディアンスピリットが込められ、すべての作品が手作りの一点ものです。特殊な形をした石なども多く替えがきかないこともよくあります。 アメリカでは、ネイティブアメリカンが作ったものだけをインディアンジュエリーと呼び、それ以外をインディアンジュエリーと称して販売することは違法になるようです。 日本では、そのような定義がないのでイミテーションなどの安価な物でもインディアンジュエリーとして売られています。 本物かどうか見分けるコツとして「ホールマーク」というものがあります。これは製作者が刻んだマークで、すべての物に入っているわけではありませんが一つの目安として考えるのがいいでしょう。
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