2019年06月

メッキ剥がれ

「遂にメッキがはがれたな。」などと映画のセリフでも馴染みがありますが、メッキのかかっている宝飾品は長く使っていると本当にメッキがはがれます。
これは期間というよりは、宝飾品の使用頻度の方に関係がありますが、特にホワイトゴールドの製品はプラチナに近い色合いを出す為にメッキのかかっていることが多く、度重なる使用によって表面が削れ、下地の色が出てくることが多くあります。

買った頃はプラチナに近い色合いだったのに、最近黄色くなってきた気がする・・・。
こんな時は多くの場合メッキのはがれです。

でも、ご心配には及びません。
表面を磨いて、同じようにメッキをかければ、ほぼ買った頃の色合いに戻ります。
ですが、全ての物が元通りになるわけではないので、ご承知おきを。

(2019.6.14[Fri])

美しい隕石

「ギベオン」(オクタヘドライト)という隕石をご存知ですか。ギベオンは表面を磨くと、ウィドマンシュテッテンという不思議な幾何学模様が浮かび上がる鉄の隕石です。
遥か彼方の宇宙で、数百万年という時間を掛けて冷却されることで生まれる模様なのだそうですよ。
「まだら」模様ではなく「幾何学」という所がおもしろいですね。
地球に落ちてくる隕石は約90%が石質隕石。ギベオンなどの鉄隕石はわずか5〜6%程です。そして、ほとんどが海に落ちてしまっていることから、鉄隕石が非常に希少なのがわかります。
そのギベオンの美しい模様を楽しむために、ビーズアクセサリーやペンダント、リングなどにして身に付ける人もいるんですよ。
宝石のジュエリーだけでなく、金属の美しさを楽しむジュエリーも味わい深くていいですね。

(2019.6.7[Fri])


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