2020年05月

コロナウイルス

皆さまお体にお変わりはありませんか?世界を騒がせているウイルスのせいで生活や経済への不安を感じている人が多いと思います。これからの生活に色々な変化と対応が必要になってくる時代になったと思います。
ニュース等でご存知だと思いますが、経済的不安から現金よりも資産価値の高い金を求める人が多かったようで金等の相場が高騰しています。金の相場が6,700/gに上がった時もありました。自動車などの工業製遺品に必要なレアメタルも高騰しているようです。世界資源として今後の採石量が増えるようなことが無いと価格が下がる事は難しいかなと感じます。
近年では結婚指輪はシルバーで良いという若い世代が増えてきていると言った話しも聞きました。そんな中で嗜好品と言えるジュエリー業界は今後どのように変化していくのでしょう。資産的価値から需要が増えるのか、不要不急の物として世界的に縮小して行ってしまうのか、見当をつけるのに難しい状況になってしまいました。今までのジュエリーを捨てることなく新しくジュエリーとしての価値を見出す金属や素材の開拓等も必要な時代になったのかなと個人的に考えています。
販売や修理受付など時代や緊急事態に対応できる接客と取引の方法も考え勉強しておかないといけないなと思いました。

(2020.5.28[Thu])

研磨

ジュエリーを磨くのに必要不可欠なのが研磨剤です。粗目のもので目立つ傷を消し、仕上げに目の細かい研磨剤で磨いて光らせるといった工程です。
この研磨剤ですが人体に有害な物質が含まれているため、バフを使って磨く際には集塵機を付けなければいけません。ですが長時間磨き作業をしていると手元はもちろん、
目には見えていませんが空中に浮いた青粉が多少なりとも全身に付着します。そんな研磨剤ですが有害物質が含まれていない、幅広く使われている研磨剤も世の中にあります。

 スーパーに売っているホタテを一度は見たことがあると思います。大抵売っているホタテは殻から剥かれ工場の方で殻は廃棄され身だけが売られているかとおもいます。
その貝殻こそ優れものなのです。元々食用ホタテの加工の際に大量に出る産業廃棄物として養殖地では厄介者扱いされていました。
ですが貝殻は大半がカルシウムから成るので肥料としても活躍し、除菌・抗菌・消臭といった効果もあるため洗剤などにも加工されています。
チョークがホタテの貝殻からできているというのは知っていましたが、まさか歯磨き粉まであるとは驚きでした。まさに変幻自在の宝の山ですね。
天然由来の成分なので肌荒れもせず自然にも優しい有難いこと尽くめの貝殻がジュエリー用の研磨剤になったらいいなと思いつつ、貝の粉末で硬い地金を磨くのは現実的ではないなと思い直します。

(2020.5.21[Thu])

文字入れ

以前」、ショッピングモールに出掛けたときに、お箸の販売の催事が行われていました。
サービスでお箸に文字を入れてくれるのですが、その文字を入れる機械が私達の業界でも使われている文字彫りのメーカーの機械だったのですが、恐らく40年くらい前の物で非常に懐かしく思いました。

文字を入れる時に、文字彫りの作業の元になる字のプレートをセットして、そのプレートの上を針のような物でなぞると、縮小された文字が商品に彫れるというものです。
今ではもっと簡単で早く彫れる後継機種が出てきましたが、なかなか味もあって使いやすい機種だったので、お箸やさんにはこれからも長く使って欲しいなと勝手に思ってしまいました。

いい機械はやはりいろいろな職種で応用して使われているものですね。

(2020.5.7[Thu])


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