2020年12月

ウランガラス

ウランガラスという物があります。

ウランガラスとは微量のウランを含んだ蛍光グリーン色のガラスになります。
グラスやお皿など様々な物に加工されますが、宝石と同じようにカットが施されジュエリーにも使用されることがあります。
宝石とはまた違った感じにキラキラとしていて綺麗なものですが、人工的に作られた「ガラス」になるため、宝石を紹介している本や図鑑ではあまり載っていません。
何かの宝石の代用だったり模造品としてではなく「ウランガラス」としてジュエリーに使用されます。
「ウラン」と言えば放射能を出す非常に危険な物質なのではないかと思えてしまいます。しかもそれを身に付けるなんて正気の沙汰とは思えないのではないかと思います。

しかしウランガラスに含まれるウランは非常にごくごく微量なので人体に害のあるような量ではないので問題ありません。
ウランガラスは大昔はヨーロッパでたくさん製造されていたそうですが、今ではほとんど作られていない希少なものになります。
現在でも全く作られていないわけではありませんが、「ウラン」の取扱は
非常に危険であるし法的にもとても厳しく規制されているため、製造している場所はとても少ないです。
今 世間で流通してる物はごく少量生産されたものか、その昔に生産されたアンティークの物になります。

ウランガラスは地球の大地が産み出した宝石とは違い、やはり人工的に作られた物ですが、現代ではとても希少な物です。
ウランガラスを知らない職人さんがウランガラスが使用されているジュエリーを見ると「これはガラスで出来た偽物ではないか」と思ってしまうこともあるようですが、ウランガラスの場合はガラスであるからこそ本物になります。
人の文化の歴史の中で時代に合わせて様々な素材が作られて、技術や科学の進歩などでその素材に代わるものが発明されたり、その素材の危険度が認知されあまり使われなくなり、時代の中に消えて行きます。
宝石だから価値があるという考え方がやはり根強いですが、宝石だけではなく人工的な物にも価値があるかと思います。

ウランガラスのように
人工的なものでも、宝石にはない美しさであったり、人の文化の歴史を感じるのもまたひとつ良いかと思います。

(2020.12.25[Fri])

古墳

11月中旬、福岡の古墳から馬具が出土しました。その馬具には玉虫の羽が装飾に使われていた跡があったそうです。
出土された羽の部分は黒く変色していましたがコンピューターグラフィックで復元した写真も載っており、色鮮やかな羽が輝いていました。
玉虫は英名でジュエルビートルとも呼ばれるほど美しい羽根を持った虫です。国宝にも指定されている玉虫厨子ですが、馬具に玉虫の羽が施されたものが確認されたのは初めてだそうで歴史的にとても価値のあるもののようです。
生き物の素材が使われた国宝は他にも蝶螺鈿蒔絵手箱という、貝殻の内側の虹色光沢部分を使用した螺鈿(らでん)細工などもあります。
虫の羽は貝を使って豪華さや価値を見出す、昔の人の探求心や視野の広さに驚きます

(2020.12.16[Wed])

ブラックゴールド

           ブラックゴールド
      ブラックゴールドはホワイトゴールドに
    銀・プラチナ・パラジウムを配合して作られます。
     ブラックゴールドは他のゴールド製品に比べ
  配合地金が高額な為、カラーゴールドの中で一番高価な金属です。
ブラックゴールドの色は想像だとやはり黒といった、イメージだと思いますが
それは、ブラックコーティング(ブラックメッキ)がされている商品で
地の色は、光沢のある灰色なんです。
なので、ブラックゴールドを使いこなすのはなかなか難しいかもしれませんが
シックに決めたいときなどには最適なゴールドですよ
今では色々なブランド店で取り扱われていますので
興味のある方は見に行かれるともっとイメージが変わるかもしれませんよ。

(2020.12.10[Thu])

イベント

各シーズンのイベント事や記念日などはプレゼントを相手に贈るには絶好の機会です。
プレゼントの中でもジュエリーを贈るのはうってつけタイミングだと思います。
ですが普段身に着けない様な人や興味の無い男性陣にとってはどんな物を選べば良いのか難しい問題だと思います。想いを寄せる相手ならどんな物を贈られても喜ばれることだと思います。流行りに乗ってデザインや高額品なども良い選択です。
ご存知又はお気づきの方も多いと思いますが、リングやネックレスブレスレットなどの各アイテムにはそれぞれに名前がついています。インフィニティやトゥルー、エターナル、ラブ〜など見た聞いた事ありますよね。デザインコンセプトとして品名を付けるのは当然なのですが、別の理由もあります。多くの女性は大切な相手から貰う贈り物には流行りや金額的な価値よりも記念日やどういった思いの物なのかといった事により価値を見出す傾向があるそうです。その女性が喜ぶポイントを押さえての名前付けもするようです。
商売としての話しをしてしまいましたが、どうかイメージを悪く持たないでください。
もしあなたが「永遠の愛を・・。」という想いで指輪を贈るといった際にはエターナルの名前の付いた指輪を選んでみてください。そしてその指輪の名前とあなたの想いを一緒に伝えてみてください。きっと他のどんな指輪よりも価値のあるかけがえのないプレゼントになると思いますよ。

(2020.12.4[Fri])


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