2021年08月

落とし物

先日のことです。帰宅途中、駅の階段でK18のピアスの落とし物を発見しました。フープ型のピアスでした。駅構内だったため何回も踏み潰された跡があり何とも言えない形になっていました。とりあえず駅員さんに落とし物として届けました。駅員さんは潰れたピアスを「なんだこれ?」と言いたそうな顔で不思議そうに見ていました。
別件ですが友人は出先の駐車場で1キャラほどのダイヤモンドのルースを拾ったと言っていました。
いくらテレビやニュースなどで金やジュエリーの話題を放送していると言っても興味の無い人、ましてや道に落ちている物にはなかなか注意は向かないですよね。ただこれがお金だったら他の人に拾われていたのだろうなと思いました。ピアスやダイヤの方がよっぽど価値が高いのですけれどね。足元を注視しながら過ごしましょうとか言いたい訳ではありません。うっかり大事な物を落とさない様に気を付けて過ごしていきましょう。

(2021.8.30[Mon])

買い物

身近な買い物もネットでクリックすれば簡単に手に入る時代です。
個人的な感想としてもどこかへ出掛けて買い物をすることは減ったような気がします。
それだけではなく、今まではお店で販売していなかったようなメーカー以外に扱わない部品なども手に入ってしまうもので、何かを修理に出す事も少なくなりました。
宝飾の世界の物も、例えばブランドでしか扱っていないようなパーツも、ネットの世界にはあるようで、しっかりしたお店から購入すれば安く修理できる?なんて事もあるようです。
ただ、その分偽物の種類も多いようで、形は一緒だが素材は全く違うというものも確認されています。
ネットではよくある話ではありますが、お店の信頼度がなかなかはかりづらいので、結局のところ販売元や信用あるお店での修理が一番安心な所ともいえます。

(2021.8.24[Tue])

文字入れ

深彫りされたリングの文字消しの場合、レーザーを使用してから消すことが多いです。文字が深いとその分削り取る地金の量も多くなりますし、何より時間がかかります。
リューターで削る前に文字の上からある程度出力の強いレーザーを当て、文字のいちばん深い場所に周りの地金を流し込むイメージでならしてあげます。
こうすることで文字の溝が浅くなり削る地金も少なくなるので作業跡も目立つことなく仕上がります。
他にもエッジのあるデザインリングの角にガツッと凹んでしまったキズにもレーザーを当てることで、キズをなだらかにすることでエッジを極力残したまま仕上げることが可能です。
ただ、広い面積平らな鏡面物(プレート型のペンダントヘッドや名刺入れなど)に彫りが施されている場合はレーザーを使用すると逆にきれいに仕上がらない場合があるので、ペーパーやすりで地道に消していく必要があります。
商品の材質・形状・預かり状態によって作業の順序や使う道具を正しく選ぶことで仕上がりもスピードも変わります。
なので仕事始めの午前中は品物と作業内容をみて効率のいい工程を頭の中でパズルのように組み立てているのでせわしないです。ある程度自分の思い描いていた通りの波に乗ってこれると安定して作業を進めていけます。
何のトラブルも起きずにその日の仕事を終えられると自分の工程は間違っていなかったんだなと安心と達成感を感じます。

(2021.8.17[Tue])

やわらかく光る蛍石

初夏の代名詞のひとつである蛍。綺麗な水辺で光る蛍たちの幻想的な光を、一生に一度は見たいという人も多いのではないでしょうか。そんな美しい蛍の名がつく「蛍石」という鉱物をご存知ですか。
「蛍石」は英名では「フローライト」といい、「流れる」という意味の“フルール”と「石」を意味する“アイト”からフローライトと名づけられているのです。なぜ流れるなのかというと、フローライトは溶鉱炉の融材として使われており、その際に容易に溶け流れる事からラテン語の“フルール”が名前に使われました。
和名と英名がぜんぜん違うというのはちょっと珍しいですよね。

ではなぜ和名は「蛍石」というのでしょうか。それは、蛍石は加熱したり紫外線をあてると青い光を発するからです。この蛍光反応をフルオレッセンスといいます。暗闇で紫外線をあてればホワ〜と柔らかく発光し、火を直接あてるとパチパチと光が弾け飛ぶんです。光が弾けるその様子が本当に蛍のようなんですよ。けれど火で炙るときは、結晶がバンッと破裂して火傷をする危険があるので、試すときは注意が必要となります。

蛍石の原石は立方体や八面体など様々な形をもち、色は緑や紫を中心に青・赤紫・黄色などが縞状となるグラデーションが美しいとても魅力的な石です。そして装飾品として使われるだけでなく、フッ素やテフロン加工の原料として私たちの身近なところでも使われています。
とても魅力的な蛍石ですが、残念ながら硬度が低くちょっとした衝撃でも欠けやすいためジュエリーとして加工される事がほとんどありません。しかし、色や結晶のバリエーションが豊富さから鉱物標本として非常に人気が高いですよ。アクセサリーとして身に付けても十分楽しめるのでお勧めです。

(2021.8.11[Wed])

エメラルド

         エメラルドの産出国は
エメラルドの主な産出国は、南米のコロンビアが有名ですが。
何故、有名なのか?
世界のエメラルド全体の80%前後の産出量を占めているからなんです。
コロンビアの中でも有名な鉱山が、ムゾー鉱山、コスケス鉱山、チボー鉱山、
ガチャラ鉱山、ピタクナ鉱山で、ここ数年脚光を浴びていて、
中でもムゾー鉱山から産出されるエメラルドは質が良く
特に良質な物は、スパニッシュエメラルドと呼ばれ、人気が高い一品なんです。

他にも、ブラジル、ザンビア、マダガスカル、タンザニア、ロシア、
パキスタン、インド、オーストラリア、シンバブエ、南アフリカ、アメリカなどで、
エメラルドは発掘されています。

(2021.8.3[Tue])


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