2021年11月

貴金属相場

コロナが流行る以前からの流れであるとは思いますが、私達が使う貴金属の相場がじわじわと上がり続けています。
プラチナはやや高めくらいですが、ゴールドやパラジウムは前に比べると高値の状態がずっと続いていて直ぐに値が下がる雰囲気もありません。
「1グラムで!!」と少しびっくりするような価格帯なのでなかなか気軽に購入できず困っているわけですが、仕事で使うものなのでどうしたらいいのか悩むところです。
ホワイトゴールドにはメッキがかかっていることが多いのですが、そのメッキに使うロジウムという貴金属もかなり高騰していて本当にビックリするくらい高いときがあるので、興味がある方は調べてみてください。
「本当に1グラムで??」とちょっと驚きますよ。

(2021.11.29[Mon])

アンティーク

趣味でもジュエリーや彫金の作り方や技法などが載っている本を収集しています。
古い本を読んでいると「たぬきを踏む」「とんぼを回す」など普段 作業をする中でも聞いたことのないような言葉が載っていることがあります。
作業時に動物を踏んだり昆虫を回すとは一体どういうことなのか初めはサッパリ意味がわかりませんでした。
調べてみると「たぬき」と言うのは小型の足踏み式の「フイゴ」のことであり、ガスバーナーに空気を送るのに使用されていたそうです。現在ではガスバーナーに空気を送るのはエアーコンプレッサーで行うのが一般的であり常識のため「たぬき」はほとんど使われていません。バーナーを使ってロウ付け作業をする時などは、炎を手元で操作し繊細に扱う必要があります。その動作の中に足でたぬきをふむ操作が加わった中で繊細な作業をしていたのかと思うと
昔の職人さんはすごいと感じます。
「とんぼ」というのはドリル刃を取り付けた回転工具のことです。真っ直ぐな棒に板と紐が取り付けられているもので、見た目は大昔の「火おこし器」(まいぎり式)と瓜二つの見た目をしています。これを片手で回し作業物に穴を開けるのに使用されていたそうです。現在ではリューターなどのモーターが回る電動の工具で行う場合がほとんどです。
古い本には このような現在ではあまり使われなくなった道具であったり方法が載っています。
他にも「魚の油を使って溶接を行っていた」「ネズミのフンやカニの内臓を使って地金の色あげを行っていたいた」など現在では信じられないような方法が載っていることがあります。
近年の本に載っている内容は比較的に 専門学校で習ったことと同じ内容であったり、インターネットでも拾えるような広く知れ渡った情報だけが載っている場合が多いです。
古い本には、現在ではやらなくなった方法や知識が載っている物があり、逆に古い本の方が新しい発見があります。

(2021.11.19[Fri])

環境

プラスチックゴミの社会問題解決に向けて去年の7月からレジ袋の有料化が始まりました。私も普段の買い物にはマイバッグを持参してレジ袋を貰わないようになりました。
実際レジ袋有料化の効果はどれほどのものか調べてみたところレジ袋のゴミは減ったものの、百均などで売っている有料のビニール袋が有料化前と比べて売れ行きが伸びているようです。
この結果を見てコンビニなどでもらったレジ袋をそのまま捨てる人よりも再利用していた人が多いことがわかります。プラスチック素材の全体的な使用率が変わらずとも
有料化によって自然環境へ意識を向けさせるのはいいことだと思います。
最近ではコロナの影響でアルミが10年ぶりに高騰したという記事も目にします。鉱物資源確保には三密にならざるをえない環境のため、人員確保が難しいようです。アルミは飲料缶や車など
幅広く使われている素材ですからこのまま高騰が続くと私たち消費者にも影響が出てくるかもしれません。
どんな資源でも有限でそれを消費するのもコントロールするのも人間です。資源を無駄遣いせず身近なことから省エネに取り組むことが大切だと思います。

(2021.11.10[Wed])


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