2022年01月

ロー付け

石がついたリングをロー付けするときは石近くをピンセットで掴み、水がなみなみ入ったコップの中に石付近を沈めたままロー付けします。この時にあまり多くの面積を水中に浸してしまうと熱が水に逃げてしまうので、なるべく必要最低限の面積だけを水に沈めるようにします。
リングの腕半周ほど石が留まったハーフサークル型のリングは水に浸す範囲が広いため熱が逃げやすくなりますし、石部分が水面から出ないようにギリギリの高さを保ちつつ微妙な火力調整が必要になります。腕の細さが一緒でも近くに石の有無だけで火力調整がだいぶ変わってきます。
石が留まっていなくてもくびれのあるデザインだったりPt地にYGのパーツが付属しているようなコンビのリングも、熱が集まりやすい・何分ローが使われているかわからない部分には極力火を当てないよう、石止めリング同様に水に浸けてロー付けしています。
自分が使いたいロー材よりも低いロー材使われている場合、そちらの方から先に溶けるわけですからなるべく火を当てる前にあらかじめリスクを予想して作業を進めることが望ましいです。

(2022.1.31[Mon])

ルテニウムとロジウムの違い



ルテニウムとロジウムは、原子番号が隣り合う金属です。
故に似通った点を持つのがルテニウムとロジウムですが
実は大きな違いが有ります。
まずは、ルテニウムとは、白金族元素のうちのひとつで
貴金属としても知られています。
色は銀白色で硬くてもろいのが特徴的な金属で
融点が非常に高いので、常温で安定している金属でもあります。
次にロジウムは、ルテニウム同様に白金族元素のひとつで
貴金属としても知られています。
色は銀白色で非常に硬い質感を持ち、融点はルテニウムより
低いですが高温で安定した金属です。
ルテニウムとロジウムの違いは
水素吸蔵能力がロジウムに比べてルテニウムの方が大きく
また、ルテニウムは黒色化できる特性を持っています
その為、黒色メッキ膜、脱クロム、アレルギー対応装飾品の利用などに
期待されてる金属なんです。

(2022.1.24[Mon])

指輪のサイズ

今ではネット通販などで買い物をするのが普通になりました。
ジュエリーもその例外ではありません。
実物を試着できない時に不安になるのがサイズが合うかどうかですよね。
ネックレスなどは長さなので分かりやすいですが、リングは分かりにくい部分が多いですね。
特に海外ブランドは国際サイズ、USサイズなどがあり日本サイズとは大分異なりますし、厚みや幅などによっても着け心地が変わるので注意が必要です。
指のサイズを調べる場合は、紙や紐を使って指の円周を測るという昔からのやり方もありますが、持っているリングと同じサイズのリングが欲しい場合は、現代ではそれを調べるアプリなどもあるみたいなので利用してみるもの良いかもしれません。

(2022.1.13[Thu])


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