2022年02月

《真珠の耳飾りの少女》

 誰しもが一度は目にしたことのある絵画ではないでしょうか。真っ黒に塗りつぶされた背景と相対して、鮮やかに映えるブルーで描かれたターバンに惹かれる作品。
フェルメールの代表作の一つとも言えるこちらの絵画、実は宝石が使われています。フェルメール・ブルーとも言われるこの青色はラピスラズリが顔料となっています。

現在でも日本画で岩絵の具として使われています。その名の通り鉱物で作られた顔料です。鉱物を粉末状にし、水と混ぜて上澄みだけを掬うと粒子の大きいものだけが沈んだ状態になります。
これを何度も繰り返し粒子を選別していき番号が付けられていきます。番号が大きいほど粒子が細かくなり、13番の次のいちばん細かいものを白(びゃく)と呼びます。これは粒子が細かくなるほど表面の乱反射が多くなり白く見えることから名前が付けられたようです。

ラピスラズリ以外にもマラカイトは緑青色、アズライトは群青色、辰砂は橙赤色などがあります。中でも辰砂は毒性のある鉱物なので今ではほとんど人工の岩絵の具が使われています。

(2022.2.25[Fri])

顔の印象を変えるアクセサリー

一昔前まではピアスをつけるのが悪いイメージなどがありましたが、今ではピアスをつけるのが普通になりました。

幅広い世代でつけられているピアスですが、ピアスのポスト(軸)の部分が壊れやすく、曲がったり、折れたりすることが難点です。
また、ピアスを長くつけていると穴が広がったり、逆に外していると小さくなったりします。
キャッチなどが緩んで外れてしまい、紛失してしまったなんて話はよく聞きます。

ピアスの修理では折れたポストを直すのは勿論ですが、軸の太さを変えたり、耳朶などが厚い人には長さを伸ばしたりもできます。
また、物によってはイヤリングなどへの再加工も可能です。
お気に入りの物がある場合はぜひ一度調整に出してみては如何でしょうか。

(2022.2.16[Wed])

リフォーム

近頃世間様ではリホーム、リペアのブームもあってかジュエリーのリホーム、リペアへの関心も増えてきたのかなと思います。
さてジュエリーのリホームというと指輪をペンダントへとか、昔のデザインリングを今風へなどが念頭にあるのではないでしょうか。指輪の厚みを変える事や中石の爪の形を変えることや石を新たに増やして留めるのもリホームのうちです。最近では指輪のデザインはそのままで中石だけ交換する作業もありました。黄色の石から紫色へ。石の色味が変わっただけで見た目のイメージもぐっと変わります。ジュエリーを愛用している方の中にはイエローゴールドにロジウムメッキを掛けて全体の雰囲気を変えて楽しんでいる方もいます。メッキを掛けて色味を変えて使用すると使用頻度によってメッキが剥げてしまうので細かなメンテナンスが必要になります。この事も理解して行っているとしたらかなりの知識のある方だと思います。
ネックレスではペンダントの形はそのままでチェーンを付け変えるといったリホームが割と多いです。細身のチェーンから太目のものへ言ったリホームやまたその逆のリホームです。ただ、付け替えると言っても注意する箇所が幾つかあります。ネックレスによってはペンダントがチェーンから外れない物や固定されている物もありますからどのようにして取り外しができるのかチェックが必要です。そしてチェーンが通っていた輪環やバチカンをそのまま使うのかまたはどのように加工する必要があるのか考えて付け替えをします。考え無しに付け替えを行うとペンダントが下を向いてしまったり、チェーンに引っかかって動きが悪くなったり、なんて事が起こります。この辺は職人のセンスも必要かなと思います。
タイピンをペンダントへ、ピアスをイヤリングへ、ペンダントの中石の向きを変えたいなど気になることがあれば一度ご相談をしていただけると良いかと思います。

(2022.2.7[Mon])


バックナンバー
©All Rights Reserved 2009 TAO & COMPANY Inc. Yokohama, Japan
Powered by HL-imgdiary Ver.3.00 Beta