2022年11月

アクセサリー店

近所に新しいアクセサリー屋さんがオープンしたので見に行ってきましたが、とにかくお値打ち価格でビックリでした。
貴金属で同じものを買ったら数万円のところが、数百円・・・これは確かに買いです。
中には20個くらいのセット売りの物もありましたが、それでも千円は超えないコストパフォーマンスの良さで、これは貴金属製品では勝てない魅力だなと痛感致しました。
貴金属製品も重量を軽くしたり、貴金属の比率を少し落としてコストパフォーマンスの良い商品も展開していますが、こういったアクセサリーと競争するのはなかなか難しそうです。
どんな貴金属商品なら皆さん納得していただけるでしょうか?
アクセサリー商品に負けない貴金属製品のラインナップを考えないといけませんね。

(2022.11.30[Wed])

銀の燻し

「燻し」とは、銀の表面を化学変化(硫化)させて黒くすることです。
硫黄や硫化水素といった空気中にも含まれるような成分で銀は変色するので、銀製品が変色するのはそれが原因のひとつです。
自然に黒くなるのとは違い、燻しは意図的に黒くするので様々なアレンジが出来る仕上がりのひとつで、デザインに立体感をもたせたり、アンティーク調っぽく仕上げることも出来ます。
表面についた硫化銀は洗浄液や磨き布で擦ったりすると簡単に落ちてしまうので注意が必要です。
市販で売っているような専用のシルバークリーナーなどを使ってしまうと、元々ついていた燻しが取れてしまって風合いが変わってしまうことがあるので、燻しがかかっている物は磨き布を使うことをお薦めします。
そうすることで凹凸部分などの燻しの落ちすぎを防ぎ調整することができます。
燻すための液は市販でも普通に売っていて自分でかけ直すこともできますが、調整が難しかったりするので専用の業者に頼んでみるのも良いかもしれません。

(2022.11.29[Tue])

ロー付け

ジュエリーの溶接には「ロウ付け」という方法が多用されています。

ロウ付けは、本体の金属に近い成分でなおかつ、本体よりも低い温度で溶ける成分で配合された金属のロウ材を
熱で溶かして本体に流し くっつける方法になります。

ロー付けなどと表記されることもありますが、正しくは「蝋付け」となります。

ロウ付けは人類が行った溶接方法の中でも、二番目に古い方法であると言われていて、起源は定かではありませんが、
有史以前から行われている非常に歴史の古い溶接方法です。

もっとも古い溶接方法は「共付け」といわれる方法で、金属本体を熱で溶かしてくっつける方法となりますが、
固体を液体にしてまた固体にするといった手順になるため、溶接したい箇所以外も形が大きく変化してしまいやすい方法になります。

一方、ロウ付けは本体は溶かさずロウ材を溶かして くっつける方法になるため「本体の形を最も変えずに溶接できる」方法となります。

この「本体の形を最も変えずに溶接できる」という点が非常にジュエリーに向いているため、
数ある様々な金属の溶接方法の中でも「ロウ付け」が選択され、現在でもジュエリーに多用されています。

強度という点では基本的には金属同士が融け合って溶接されている方法には劣りますが、
それでも人の手で引っ張っても外れない強度にはなります。
工業の分野などではロウ付けの強度では足りないため他のもっと強度のある溶接方法が
使用される事が多いですが、ジュエリーは人が身に付けて人の手で使用するものになるので、
人の手で壊せない程度の強度があればなんの問題もありません。この点もジュエリーに非常に向いている要素のひとつです。


溶接とは、くっつけたい所を溶かし、分子と分子の結合をほどいた状態にして、
くっつけたい所の分子と分子が混ざり合った状態で固めて分子と分子を結合させてくっつけるというものになります。

ロウ付けでは、溶けたロウ材の分子が本体の分子と結合が出来る距離まで分子と分子が近付くのでくっつける事が出来ます。
また、溶けたロウ材は本体を少し侵食するため、そちらとも混ざりながら結合します。


私 個人はこういった部分まで少し学んでイメージを持つことでやっと少しは出来るようになりましたが、
センスのある人はこういった概論をそれほど理解していなくても感覚 任せで作業を難なくこなせてしまうので羨ましい限りです。

(2022.11.28[Mon])

季節替わり

夏の暑さの名残もありつつも、朝晩の空気の冷たさから秋の気配を感じるようになりました。
昨今では台風の気圧変化や気温の変化についていけず体調不良や浮腫に悩む方もいると思います。
指も浮腫むもので、なかにはリングのサイズで言うと0.5号分も変わる人もいるようです。
指輪が抜けなくなった時はまずは自宅で出来ることをするのが大切でしょう。
手洗い洗剤で滑らせて取る方法やリングと指の間にタコ糸を入れて、指先に向かって糸を巻き付けてネジの要領で抜く方法などが有名だと思います。(調べると簡単に方法は出てきます)
それでもどうしても抜けない時や緊急を要する時は消防カットをせざるを得ません。
消防カットされたリングの修理依頼もたまに来ますが模様部分などは人の手で直すのに限界があるもので、完璧には直りません。また、カットされた場所がブランド刻印の上だと刻印は直すことができません。
修理料金も通常のサイズ直しよりも値が張ってしまうので、リングのサイズ選びはお店の人のアドバイスを元に慎重に選ぶのがベストでしょう。

(2022.11.14[Mon])


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